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1月15日(木)放送分
パニック映画の名作「ポセイドン・アドベンチャー」(1972年)の日本語吹き替え版制作時(91年)の声優をできる限り再結集して制作した新吹き替え版が15日にWOWOWで完全ノーカット放送されることが分かった。同映画が吹き替え版でノーカット放送されるのは初めて。収録を終えたフランク・スコット牧師役の声優、磯部勉さんは「やると当時がよみがえってくるんですよ」とうれしそうに語り、ロビン・シェルビー役の野沢雅子さんも「スムーズにできました」と自信を見せた。
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「ポセイドン・アドベンチャー」は、91年2月17日にテレビ朝日「日曜洋画劇場」で放送されたが、全編117分のうち95分の放送枠に合わせて、20分以上がカットされ、市販されている同映画のDVD収録の吹き替え版は、ところどころ英語字幕に切り替わるという不完全なものが収録されている。当時のテレビ放送版を手がけた福永莞爾さんが、今回の吹替補完版でも演出を担当している。
最初の吹き替え版を収録した当時は、素材がフィルムからビデオになり、せりふの合間などでの細かいシーンカットが可能だったため、当時テレビ放送用に編集した福永さんは「中身を損なわないで、何をどうカットするのかが僕の仕事の命だった。前半は相当細かくカットしているんです。(映画はどの作品も)映画館で見るのはいいんだけれど、テレビで見るには前半部が間延びしてしまう」と編集の苦労を明かした。今回の補完版については、可能な限りで再結集した声優陣に「どうしても別々にやらなきゃ(収録しなきゃ)いけないところもあるけれど、『一回だけみんな一緒にやってみよう』というシーンはありました」と当初の雰囲気を思い起こさせる演出もしたという。
今回の企画について、野沢さんは「いいですよ。うれしいですよ。最高ですよ。昔の作品にもう一度声を入れることはよくあります」と喜び、自分の昔の声と比べて、今の声は「自分では変わらないつもりでいるんですが、どうでしょうね」と笑顔で語った。磯部さんも「若返れって言われたって無理だから」とうなずきながら、「やると、よみがえってくるんですよ。ちょっとしたシーンを見ただけで。面白いもんですよ」と今回の収録を振り返った。前回と今回収録したものを比較して、磯部さんは「昔のニュアンスと今のニュアンスが変わらない。間違っていなかった、あれでよかったんだと、自分で変に納得したりしてしまう」と話した。野沢さんも「(昔の仕事に)後悔はしないですね。見たら一気に(当時に)戻りますよね。みんな変わらないですよ」と収録を楽しんだ様子だ。
吹き替え版の魅力について、野沢さんは「単純に言ってしまえば、字幕がないと、日本人は外国映画が分からないけれど、字幕はせりふのすべてを文字にしているわけじゃないですよね。吹き替えは言葉が全部分かるのが魅力。吹き替えの方がいいと言われるのは、役者(声優)もうれしい」と話した。磯部さんも「日本語吹き替えが素晴らしかったと言われるとうれしい。お客さんに伝わっていってもらえるように(今後も)やりたいと思います」と語った。「ポセイドン・アドベンチャー」吹き替え版は、WOWOWプライムの「土曜吹替劇場」枠で15日午後7時45分から放送。
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