吉高由里子:撮影4カ月も朝ドラヒロインの実感湧かず

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 女優の吉高由里子さんが3日、東京・渋谷のNHK放送センターで行われた連続テレビ小説(朝ドラ)「花子とアン」の第1週完成試写会に登場。既に約4カ月撮影している主人公・花子役の吉高さんだが、「タイトルバックの自分を見て、もっと実感が湧かなくなりました。うわあ。本当に朝ドラやっているんだ……」と思わず口にして笑いを誘った。

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 撮影が折り返しに入ったか、と聞かれた吉高さんは「全然折り返しじゃないよという気持ち」とその苦労をこぼしたが、「取材者とのコミュニケーションも、ようやく楽しくなってきた。ネガティブになっていられないので、現場に恋をしようと思って」と語った。

 試写会には、吉高さんのほか、花子の父・安東吉平役の伊原剛志さん、母・ふじ役の室井滋さん、脚本家の中園ミホさんも登場。伊原さんは、現場での吉高さんについて「娘としていとおしくなってきた。変な男が来たら僕が守らなきゃ」と、父親の顔を見せ、室井さんも「彼女を中心にやっています。私も(母親として)結婚式には呼んでほしい」と、笑顔で語っていた。

 ドラマは、モンゴメリの名作「赤毛のアン」の翻訳者・村岡花子の明治・大正・昭和にわたる波瀾(はらん)万丈の半生を、ドラマ「Doctor−X」(テレビ朝日系)などの中園さんの脚本で描く。原案は、花子の孫・村岡恵理さんの著書「アンのゆりかご」。花子は、山梨の貧しい家に生まれ、東京の女学校で英語を学び、故郷での教師生活をへて翻訳家の道へと進んだ人物。吉高さんはオープニングのほか、第1話の冒頭で、52歳の花子として登場、本格的な登場は第2週の最後からの予定。

 「花子とアン」は31日から放送。全156回を予定。

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