日本アカデミー賞:「風立ちぬ」が最優秀アニメーション作品賞

「第37回日本アカデミー賞」の最優秀アニメーション作品賞に選ばれた「風立ちぬ」のビジュアル
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「第37回日本アカデミー賞」の最優秀アニメーション作品賞に選ばれた「風立ちぬ」のビジュアル

 「第37回日本アカデミー賞」の授賞式が7日、東京都内で開かれ、宮崎駿監督の長編引退作「風立ちぬ」が最優秀アニメーション作品賞に選ばれた。

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 授賞式に登場したスタジオ・ジブリの鈴木敏夫プロデューサーは、プレゼンターの細田守監督からトロフィーを渡されると、「ありがとうございます。といいつつ、ちょっと複雑です。去年はスタジオ・ジブリは『風立ちぬ』と『かぐや姫の物語』の2本を作ってしまいました。同じ年に2本作るべきじゃないという教訓を得ました」と語った。

 「風立ちぬ」は、13年7月20日に全国454スクリーンで公開された。同年9月には宮崎監督が長編映画の製作を引退することを発表し、最後の長編作品として注目を集めた。ゼロ戦の設計技師として知られる実在の人物、堀越二郎の半生を薄幸の少女・菜穂子とのロマンスを交えながら描いた作品で、二郎の声を「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズ総監督の庵野秀明さんが担当しているほか、菜穂子役は瀧本美織さん、そのほか西島秀俊さん、西村雅彦さん、大竹しのぶさん、野村萬斎さんらが声優を務めた。

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