金田一少年の事件簿:松野太紀14年ぶり“ジッチャンの名にかけて”

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 14年ぶりに復活することで話題のテレビアニメ「金田一少年の事件簿R(リターンズ)」の会見がこのほど行われ、主人公・金田一一(はじめ)の声を演じる声優の松野太紀さんらが登場。スタッフと声優陣は、前作のメンバーが再集結することから、松野さんは「14年ぶりですが、その間にはスペシャル版もあり、昨年はDVD(原作の20周年記念シリーズ単行本の付録)があり、そういう意味では準備が整った状態で今回臨めています」と笑わせながら、「ソチ五輪もありましたし、私も“レジェンド声優”になれるように、前回と変わらず17歳の一を演じられるように“ジッチャンの名にかけて”頑張りたいと思います!」とユーモアたっぷりに意気込んだ。

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 「金田一少年の事件簿」は、1992年から2001年まで週刊少年マガジン(講談社)で連載されたマンガで、13年からは「金田一少年の事件簿R」と改題して連載中。名探偵・金田一耕助を祖父に持つ高校生の金田一一(はじめ)が、祖父譲りの推理力を発揮し、幼なじみの七瀬美雪、仲の良い剣持警部、ライバルの明智警視らと共に難事件を解決していく物語。

 アニメは、1997年4月から2000年9月まで3年半にわたって全148話を放送。当時、月曜午後7時から放送され、同7時半からの「名探偵コナン」とともに「1時間の黄金のミステリーアワー」として注目され、平均視聴率は14.8%、最高視聴率19.0%(それぞれ関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録した。07年11月には1時間のスペシャルアニメ2本が放送されたが、連続テレビアニメとしては14年ぶりの復活となる。

 会見には、松野さんのほか、七瀬美雪役の中川亜紀子さん、剣持勇役の小杉十郎太さんが出席。新シリーズの最初のアフレコを終えた感想について、松野さんは「緊張してうまくできないと思ったが、隣で中川さんが美雪を演じていて、それを見た瞬間、前からそのままだったかのようにアフレコができました」と話した。

 中川さんは、「いまだに人気の高い金田一のアニメが、再び始まるのは当たり前でしょうが、変わっていくのが当たり前の声優の業界にあって、キャストもそのままというのは、私にとっては奇跡的なこと。うれしい以外の何物でもないです」と喜んだ。小杉さんは、「新テレビシリーズでも、一の足を引っ張らないように、剣持が少しでも新たな金田一を盛り上げるような芝居ができたらと思っています」と意気込んだ。「金田一少年の事件簿R」は、4月5日から読売テレビ・日本テレビ系で「名探偵コナン」(午後6時)の前枠となる毎週土曜午後5時半に放送される。

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