元ももいろクローバーの早見あかりさんが7日、映画初主演となる「百瀬、こっちを向いて。」(耶雲哉治監督、10日公開)の完成披露試写会に俳優の向井理さんや竹内太郎さんらと登場し、舞台あいさつを行った。役作りのため45センチも髪を切ったという早見さんは「髪を切ることにはまったく抵抗はなかったです。役作りのために髪を切るなんて、なんて女優っぽいんだろうと思いました」と顔をほころばせた。
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大好きな人と一緒にいたいがため、「嘘」を提案する主人公の女子高生・百瀬陽を演じている早見さん。髪形について「私のイメージした百瀬が意志の強い髪の短い女の子だったので。そこは監督とも一致していました」と明かすと、耶雲監督は「僕のせいじゃないです。彼女が勝手にやったんです。でもとても似合ってますね」と笑顔で応え、会場は笑いに包まれた。
映画は、作家の乙一さんが「中田永一」名義で発表したベストセラー小説が原作。誰もが経験する思春期の男女が織り成す青春の日々を、リアルかつ郷愁的に切り取ったラブストーリーで、ある「嘘」から始まった男女の恋の行方を中心に、初めて恋を知ることで知る悲しみやほろ苦さ、そして喜びを繊細に描き出している。
早見さんは役作りを振り返り「1カ月間のリハーサルで何度も稽古をして、スタッフさんの感想も取り入れているうちに、百瀬の気持ちとか隠れた思いとか、頭で考えるよりも自然と体で演じられるようになりました」とにっこり。「いまになって緊張してきました。ドキドキしています」と現在の心境を告白。また「やっとみんなに作品を届けることができます。全部、自分の糧にしたいので、どんな感想でも待っています」と観客に呼びかけた。
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