岩手県の握手会イベントでメンバーが襲撃され負傷した事件を受けて休館していた東京・秋葉原のAKB劇場が2日再開され、高橋みなみさんらで構成されるチームAが公演を行った。同劇場は5月26日から休館し、再開後は警備員を増員したほか金属探知機や鉄柵を設置するなどセキュリティーを強化。AKB48グループの総監督でもある高橋さんは開演前、「皆さんには我慢していただかなければならないことがたくさんありますが、今日この場所から再スタートさせていただきたいと思います」と再開を宣言した。
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この日行われた公演はAKB48のチームAによる「恋愛禁止条例」で、高橋さんや小嶋陽菜さんら15人が登場。負傷した川栄李奈さんと入山杏奈さんはチームAに所属しているが、公演を欠席した。高橋さんはイベント冒頭で、「なぜ今日チームA公演かというと、それは川栄、入山がいるチームだから。人数が足りない状態ではありますが、2人が戻ってくるまでの間、きちんとこの劇場が守れるように頑張っていきたいと思っています」と集まったファンに語りかけた。ラストの曲前のMCでは「今日こうして公演に立って思ったことがあります。やっぱり公演は楽しいです。すごく大切な場所でした」と改めて公演への思いも語った。
再開したAKB劇場は警備人数を8人から17人に増員したほか、空港のようにゲート式の金属探知機やベンチ間の縦通路に鉄柵を設置するなど警備体制を強化した。公演終了後のハイタッチ会も当面は中止となる。