脚本家の宮藤官九郎さんが、最もすてきなお父さんを選ぶ「第33回イエローリボン賞(ベストファーザー)」に「学術・文化部門」で選ばれ、4日、東京都内で行われた授賞式に出席した。1児の父である宮藤さんは、授賞式後の会見で、自身が脚本を手掛けた昨年のNHK連続テレビ小説「あまちゃん」に対する家族の反応を聞かれ、「喜んで見ていました」と明かすも、「娘は小学生なので、子供は見ていないんですよ。『半沢直樹』は見てましたけど」と苦笑し、「朝はダメだなと。もうちょい子供が見られる時間にやらないと」と語っていた。
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授賞式では、プレゼンターから「『よい父であるだけでなく、よき夫でもあることが理想』という家庭に対する思いやり、愛情が、まさにベストファーザーの理念にふさわしい」と表彰され、宮藤さんは大照れ。今回の受賞に対し、家族に「僕がもらっていいのか」と相談したといい、「よそのうちのお父さんとは違うけど、うちではベストなんでしょう。賞をいただけるのは、家庭が平和だから。奥さんと子供に感謝しないと」と話していた。
イエローリボン賞は、日本メンズファッション協会などが主催し、各界の著名人からその年の「ベストファーザー」を表彰するもので、「父の日」(6月第3日曜)を前に毎年発表されている。宮藤さんは「学術・文化部門」で選ばれ、そのほか、「政治部門」で大村秀章・愛知県知事、「芸能部門」でものまねタレントの原口あきまささん、「スポーツ部門」でプロボクサーの村田諒太選手などが選出され、授賞式に出席した。原口さんは、子供とものまねで接することが多いといい、「普段から、仕事以上にやっている」と明かしていた。