伊勢谷友介:日韓合作映画でアジア初進出 「この上ない光栄」

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 俳優の伊勢谷友介さんが、日韓合作映画「ザ・テノール 真実の物語」(10月11日公開、キム・サンマン監督)で、アジア映画作品に初出演することが19日、明らかになった。映画は、「アジア史上、最高のテノール」と称された韓国人オペラ歌手が病により声を失うが、日本人音楽プロデューサーの手を借りて再び舞台に立つという実話を実写化。実在の日本人音楽プロデューサーを演じる伊勢谷さんは、「意味のある映画テーマであり、才能のある監督にお声がけいただくことは、俳優としてこの上ない光栄です。同時にとても愛すべき実話であることにも、感動しました」とコメントしている。

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 映画は、声を失った韓国人オペラ歌手、ベー・チェチョルさんと、彼の才能を信じる日本人の沢田幸司プロデューサーの絆を描いており、チェチョル役を映画「オールド・ボーイ」の犯人役で注目を集めたユ・ジテさんが演じる。日本からは伊勢谷さんのほか北乃きいさん、韓国からはチャ・イェリョンさん、ユーゴスラビアからはナターシャ・タプスコビッチさん、イタリア人オペラ歌手のティツィアーナ・ドゥカーティさんらも出演する。

 「パッセンジャー」(2006年/日本・フランス・カナダ合作/フランソワ・ロトゲール監督)、「ブラインドネス」(08年/日本・ブラジル・カナダ合作/フェルナンド・メイレレス監督)に次ぐ、海外作品への出演となった伊勢谷さんは、「この映画のストーリーに触れ、そして沢田という役に触れ、自分の中にあふれたのは今を生きる人間の使命感でした。人の思いや愛情は、国境を超えます。私達一人一人が心でつながれるとき、新しい未来がつくられるはず! そういう希望を伝えることができたらうれしいと思っています」とコメントしている。

 映画「CASSHERN」(04年)を見て以来の伊勢谷さんのファンというキム監督は、「(伊勢谷さん演じる)沢田は時には深刻な話を観客に伝えないといけない役柄」と紹介しつつ、「俳優からその真実さが伝わらなければ、その瞬間映画は失敗すると思いました。そこで、私はいつも素晴らしい演技をみせていた伊勢谷さんと一緒に仕事をしたいと思いました。英語力まで持っていたので完璧」と起用理由を説明している。映画は新宿ピカデリー(東京都新宿区)など全国で10月11日公開。

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