奈良くるみ選手:ウィンブルドンへの意気込み語る あす開幕

23日に開幕するウィンブルドンへの意気込みを語った奈良くるみ選手 写真:Action Images/アフロ
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23日に開幕するウィンブルドンへの意気込みを語った奈良くるみ選手 写真:Action Images/アフロ

 ロンドンで23日に開幕する2014年シーズンのテニスグランドスラム(4大大会)第3戦「ウィンブルドンテニス」。グランドスラムで唯一芝のコートでおこなわれるテニス界で最も高い格式を誇る今大会。WOWOWでは“日本のエース”錦織圭選手の試合など現地から連日生中継する。4年ぶり2度目の同大会出場で、日本人女子選手としてその活躍に期待がかかる奈良くるみ選手に現地で大会への意気込みを聞いた。

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 −−芝の大会のシーズンに入りましたけれども、芝のコートでの調子はいかがでしょうか。

 前哨戦の2大会は、少し自分のテニスができない試合をしてしまって、いい状態ではなかったのですが、ここウィンブルドンに入ってから、すごくいい調子になってきたので、調子はすごく上がっていると思います。

 −−飛躍の背景にはフットワークのいい打ち合いがあるとおっしゃっていましたが、フットワークについて、芝とクレーではどういった違いがありますか?

 クレーはやはりスライドできたり、大きなステップを踏みやすいのですが、少し芝だと(足が)止まったりするので、フットワークは芝の方が難しくなります。

 −−全仏の最後に「クレーのプレーはつかんだけれど、芝の方はまだ少し」とおっしゃっていましたが、どんなところが戦術やプレーの部分で変わってくると思いますか。

 芝のサーフェスは(球足が)速いので、選手もみんな一発で決めてきたり、展開がすごく速くなってしまうので、私の足を使っていくプレーが合わないのかなっていうイメージはあったんですが、今までのプレーをやっていけば芝でもできるという手応えはあるので、自分のプレーを試合でもやっていければいいかなと思っています。

 −−では無理して決めに行くというよりは、自分のペースで?

 はい、一番は足を使ってミスを少なくして、展開も自分はできるので、そこをやっていけたらチャンスがあるんじゃないかなと思っています。

 −−1回戦の相手が決まりまして、ドイツのアンナ・レナ・フリードサム選手になりました。フリードサム選手の印象は?

 昨年から何回かやっている選手なんですが、いいサービスとパワーがすごくある選手なので、そこをまずはリターンをしっかりして、ラリーに持っていけば、自分の方が有利なのではないかなと思います。

 −−リオで勝っていらっしゃいますよね? そのときの展開など、どのあたりがポイントになったという感触はありますか?

 相手のコースは大体読んで、しっかり自分で先に動いてというプレーをリオではできたので、そこを今回もやりたいです。芝のサーフェスは(球足が)少し速くなって、相手のボールを読むのは難しくなってきますが、そこをしっかり落ち着いてやっていけば、いいプレーができるんじゃないかなと思います。

 −−トップ選手との試合の勝ち方もだんだん分かってきているとおっしゃっていましたが、コーチとこういうふうにやっていこうというテーマなどは何か決めましたか?

 やはり芝で、いつも通りのプレーを出していきたいなというのが今回の目標です。

 −−今大会での上位進出が期待されますが、最後に意気込みを教えてください。

 芝はすごく難しいサーフェスではありますが、誰にでもチャンスはあると思うので、まず初戦を勝てるように頑張りたいと思います。

 *……ウィンブルドンテニス初日は6月23日午後7時半からWOWOWプライムで、午後10時からはWOWOWライブで生中継(無料放送)。大会は7月6日まで(6月29日を除く)連日生中継。また、22日午後11時半からはWOWOWプライムで「明日開幕!ウィンブルドンテニス直前スペシャル!」を無料放送。

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