ディズニー・アニメーションの傑作「眠れる森の美女」(1959年)を、邪悪な妖精マレフィセントの視点で描いた「マレフィセント」(ロバート・ストロンバーグ監督)が全国で公開中だ。今作で、アンジェリーナ・ジョリーさんが演じるマレフィセントに“永遠の眠り”の呪いをかけられてしまうオーロラ姫を演じたのは、「SOMEWHERE」(10年)や「SUPER8/スーパーエイト」(11年)に出演していたエル・ファニングさんだ。来日した際、東京・渋谷や原宿に行きショッピングを楽しんだとご機嫌なファニングさんに、映画について聞いた。
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オーロラ姫にキャスティングされたことについて「大人になったら何になりたいかと聞かれて、“ディズニープリンセス”と答えていたような子供だったから、本当にハッピーよ」と目を輝かせるファニングさん。自身の演技で印象に残っている場面は「糸車の針で指を傷つけてしまうシーン」といい、「あれは特別な瞬間。(オリジナルの)アニメを見ていて、子供ながらにとてもインパクトのある怖かったシーンだった。でも大好きなシーンだから、今回その場面はきっちり演じなければいけないと思っていました」という。そのため、「光の当たり方を含めて、気をつけて撮りました。しかもあれを撮ったのは撮影の最終日。だから、とても特別なシーンになった」と振り返った。
マレフィセント役のジョリーさんについて、ファニングさんは「本当にはまり役で、他の人には演じられなかった」と話した。そして、印象に残る場面に「選ぶのは難しいけれど……」と考えた末に、「私が眠っていたときに、(マレフィセントが)自分がかけた呪いが与えた影響について語る場面」を挙げ、「私は目を閉じていたけれど、せりふは聞こえました。あのときの彼女の演技には震えたわ」と、改めてジョリーさんのすごさを実感したという。
ファニングさんは今作のテーマの一つが「決して邪悪な存在として生まれて来る人はいないということ」だと思っている。そして「マレフィセントのように、自分に起きたことから自分を守ろうとしたり、自分に起きたことに反応して行動したばかりに誤解されたりすることは、他の人にもあることだと思う」とマレフィセントの行為に理解を示す。また、今作においてオリジナル作のような“娘思いの優しいパパ”として描かれていない、シャールト・コプリーさん演じる王について「彼は、私には敵というよりかわいそうな存在。自分の選択によってその運命を決定づけたわけだから、ああなっても仕方がなかったのかなと思う」と評した。
今作を撮影したのは2年前。いまは16歳になり、すっかり大人っぽいレディーになった。ファニングさんは「撮影は14歳のときだったから、その分、年を重ねている。自分で映画を見ても若かったと思うわ」と屈託ない笑顔を見せる。インタビューの前日はオフだったため、原宿のキデイランドや渋谷の109に行き、ショッピングを楽しんだという。おすすめのスポットは、来日経験がある姉で女優のダコタ・ファニングさんに教えてもらったそうだ。「アクセサリーやソックス、スマートフォンのケースとかいろいろ買いました。私、ガーリーティストが大好きなの。だから日本のものは私の好みにどんぴしゃ。キティやブライスも買ったわ。それから、(新宿・歌舞伎町にある)ロボットレストランにも行きました。ピカピカしていてアメリカにも絶対にないような場所だったわ」と興奮気味に語った。
そんなファニングさんに、改めてオーロラ姫を演じた感想を聞くと、「ディズニープリンセスになるのが人生のゴールと思っていた時期がありました。今は、そのプリンセスを演じたのよ、といえるのだから、本当に大きなこと。しかも、金髪でピンクのドレスを着ているオーロラ姫が一番共感していたキャラクターだったから、それに息を吹き込むことができたばかりか、新しい世代のオーロラ姫を演じられたことは、本当に特別なこと」と感無量の様子。そして、「私の幼いいとこも『アナと雪の女王』やこの『マレフィセント』を見てこれから育っていくわけだから、そういう子供たちのためにも、このオーロラ姫を演じられたことは、本当にすてきなことだと思います」と感慨深げだった。映画は5日から全国で公開中。
<プロフィル>
1998年生まれ、米ジョージア州出身。「アイ・アム・サム」(2001年)でスクリーンデビュー。「SOMEWHERE」(10年)、「SUPER8/スーパーエイト」「ヴァージニア」(ともに11年)、「ジンジャーの朝 さよならわたしが愛した世界」(12年)などに出演。2005年には宮崎駿監督の「となりのトトロ」英語吹き替え版(05年)でメイの声を担当した。
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