女優の能年玲奈さんが13日、新宿ピカデリー(東京都新宿区)で行われた主演映画「ホットロード」(三木孝浩監督)の完成披露試写会の舞台あいさつに登場した。当日は能年さんの21歳の誕生日で、映画で母親役を演じた木村佳乃さんが誕生日ケーキとともにサプライズでお祝いに駆けつけると、能年さんは「びっくりしました!」と心底驚いた様子。「めちゃくちゃ興奮しています! ありがとうございます」と普段はあまり見せないような興奮した表情で喜びと感謝の気持ちを語ると、客席からは祝福の拍手が巻き起こった。
ウナギノボリ
「光る君へ」より昔! 最も古い時代の大河ドラマは? 1976年「風と雲と虹と」のあらすじ
舞台あいさつには、能年さんのほか、「三代目J Soul Brothers」の登坂広臣さん、鈴木亮平さん、太田莉菜さん、落合モトキさんも出席。能年さんだけが木村さんの登場を知らなかったため驚いていると、木村さんは「ずっと隠れていた」とちゃめっ気たっぷりの笑顔を見せた。能年さんは「(木村さんが)『私たち、似ているから親子に見える。親子役は大丈夫!』と言っていただきホッとして、すごくうれしかった」と木村さんのエピソードを語り、「木村さんは(撮影を)ご一緒する時に私のことをこちょこちょとくすぐって緊張をほぐしてくれました」と振り返った。木村さんは「玲奈ちゃんはすごく真面目で、撮影の合間も集中して出番を待っている。ずっと集中して張りつめていたら疲れちゃうと思ったので、脇をこちょこちょしました(笑い)」と“親心”を見せていた。
映画は、1980年代に月刊マンガ誌「別冊マーガレット」(集英社)で連載された紡木たくさんの少女マンガを基に実写化。母から愛されていないと感じ、誰からも必要とされていないのではと不安を抱える14歳の少女・和希(能年さん)が、夜の湘南で「Nights(ナイツ)」という暴走族の少年・春山洋志(登坂さん)に出会い引かれていく……というストーリー。映画初出演の登坂さんは「初めての映画の撮影で、どうしたらいいか分かりませんでしたが、紡木たく先生が自分を(春山役に)選んでくれたことを自信に持ち、共演者やスタッフの皆さんに支えてもらいながら頑張りました」とあいさつ。緊張と暑さのためか途中で登坂さんが何度もハンカチで額の汗をふくと、そのたびに客席からは声援が飛んだ。
主役の和希役を熱演した能年さんは「多くの方に愛されている作品なので、原作ファンを裏切らないように忠実に演じなくてはというプレッシャーはありました」と少し肩に力が入っていたことを明かし、「原作の澄んだ空気が再現されているのではと思います。一生懸命頑張りましたのでお楽しみください」と観客に呼びかけた。(遠藤政樹/フリーライター)
俳優の織田裕二さんが熱血漢の刑事を演じて大ヒットした「踊る大捜査線」をはじめとする「踊る」プロジェクトの新作で、柳葉敏郎さん演じる室井慎次が主人公の2部作「室井慎次 敗れざる者」…
6月24日に発表された21~23日の映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)によると、俳優の大泉洋さん主演の「ディア・ファミリー」(月川翔監督)が2週連続で首位を獲得した。週末3…