竹田圭吾さん:イベント登場で元気な姿

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 病気療養から2月にテレビ番組コメンテーターとして復帰したジャーナリストの竹田圭吾さんが23日、東京都内で行われた歴史エンターテインメント専門チャンネル「ヒストリーチャンネル」の超大作シリーズ「ザ・ワールド・ウォーズ~権力者が生きた世界大戦~」の特別先行試写会イベントに元陸上選手の為末大さんと登場。竹田さんは作品について「何がいいって、女の人が出てこないところ。ほかの番組では、すぐにアイドルを使いたがるでしょ。ああいうのは歴史を冒涜(ぼうとく)してますよね(笑い)」などと舌鋒も鋭く元気な姿をみせた。

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 竹田さんは「ザ・ワールド・ウォーズ~権力者が生きた世界大戦~」は、第66回エミー賞のドキュメンタリー部門作品賞にもノミネートされた話題作。最新CGを駆使した再現ドラマと当時の貴重な映像、著名人や専門家のインタビューを交え、第一次世界大戦の開戦から第二次世界大戦の終戦までを“一つの戦争”として描くドキュメンタリーで、制作はかつて戦争を体験した12の国と地域が共同であたっている。

 竹田さんは「気持ちがいいほど男の人しか出てこないし、これは無骨に真摯(しんし)に歴史と向かい合った証。点数を付けるなら100点満点中85点です」と語った。「第一次世界大戦と第二次世界大戦があって、その間に世界恐慌があって、僕らはそれぞれ別々に考えがちだけど、全てつながっている。歴史は“点”ではなく、あくまで“線”であり、歴史を俯瞰(ふかん)できるのも、この作品のよいところ。あとは一人一人の権力者の決断と判断にしぼって描かれているのが素晴らしい」と力説。

 また為末さんは「アメリカの友人と原爆の話になると、とにかく着地点が見えてこない。それは事実にもいろいろなものの見方があるということ。この作品を見ると、よりグローバルな視点を持つことができるはずです」と自身の体験を交えアピールした。

 番組は、8月9、10日に全6話が放送される。

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