孤島を舞台に吸血鬼と人類の死闘を描いた松本光司さんのホラーマンガ「彼岸島 最後の47日間」が、28日発売の「週刊ヤングマガジン」(講談社)35号で「最終回」になったことが、「本当なのか?」とインターネットで話題になっている。同誌編集部は「いろいろと事情があり、まだ何も言えない」と話している。
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「彼岸島 最後の47日間」の最終回は、孤島での戦いから一転して東京が舞台になり、吸血鬼ウイルスを持つ蚊がばらまかれて人々が吸血鬼化し、最後は浅草の雷門で吸血鬼のボス・雅が勝ち誇るシーンが描かれた。「こうして人類最後の47日間は終わりを告げた」という説明とともに「完」と掲載されている。だが作者・松本さんの同号の巻末コメントは、シリーズで10年以上連載した作品にもかかわらず、なぜか映画「共喰い」について感想を述べるにとどまっている。
そのためファンの間では、「本当に完結したのか?」という激論が交わされている。ストレートなバッドエンドという受け止め方、打ち切り説、果ては続編説も浮上している。また28日に各ニュースサイトで報じられたこともあり、グーグルの急上昇ワードでも上位にランクインし、翌日の29日になっても依然として上位をキープしている。同誌編集部にもメールなどで多くの問い合わせがあるといい、関心の高さをうかがわせている。
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