名探偵コナン
#1200「置き配泥棒多発中」
5月2日(土)放送分
実写映像にコンピューターグラフィックス(CG)を合成する手法で作られたフランス発の劇場版アニメ「ミニスキュル 森の小さな仲間たち」(エレーヌ・ジロー監督&トマス・ザボ監督)が、18日から全国のイオンシネマで公開される。テレビシリーズと劇場版の企画は同時にスタートし、約5年の歳月をかけて完成したという。それぞれ、特徴をとらえつつほどよくデフォルメされた虫たちはキュートで、彼らの大冒険にワクワク、ハラハラさせられる。せりふがなく、ムシたちの鳴き声と動きだけで表現されているのも特徴で、大人も十分楽しめる作品に仕上がっている。
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ある日、てんとう虫の夫婦の卵がかえり、3匹の子供が誕生する。そのうちの1匹が空中散歩の途中、家族とはぐれてしまう。人間が残していった角砂糖の缶の中で一夜を明かしたてんとう虫は、缶を自分たちの巣に運ぼうとする黒アリを手伝い、彼らに同行することに。しかしその途中には、険しい岩山や川、さらには冷酷な赤アリ軍団が待ち受けていた……というストーリー。
世界100カ国以上で愛され、日本ではNHK Eテレで今年3月まで放送されていたアニメシリーズ「minuscule ミニスキュル~小さなムシの物語~」は、1話4~5分の短いものだったが、それが今回、89分にスケールアップされた。てんとう虫や黒アリのほかに、ハエや赤グモ、ムカデ、ふとっちょの毛虫などが登場する。中には実生活では歓迎できない虫もいるが、劇中の彼らはとっても可愛らしい。虫たちが繰り広げる大冒険は、チェイスシーンあり、戦闘シーンありで迫力ある映像の連続。それぞれの個性が出ていて、アリも1匹1匹顔が違うという手の込みよう。
「スター・ウォーズ」や「インディ・ジョーンズ」、さらには「となりのトトロ」など名作へのオマージュもたっぷり入り、音楽もどこかクラシックで、チャップリンやヒッチコックの映画を思い出させる。黒アリたちのチームワークに感心し、彼らの“対赤アリ 必死の攻防”に胸が熱くなった。生存競争の厳しい虫たちから助け合いの精神を教えられ、主人公は昆虫だけれども親近感が十分湧いた。全国のイオンシネマで18日から公開。(りんたいこ/フリーライター)
<プロフィル>
りん・たいこ=教育雑誌、編集プロダクションをへてフリーのライターに。映画にまつわる仕事を中心に活動中。大好きな映画はいまだに「ビッグ・ウェンズデー」(78年)と「恋におちて」(84年)。
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