宮沢りえ:7年ぶり主演映画「紙の月」で早くも3冠 吉田大八監督に感謝

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 その年の優れた映画や俳優らに贈られる「山路ふみ子映画賞」の贈呈式が28日、東京都内で開催され、宮沢りえさんに「女優賞」が贈られた。7年ぶりの主演映画となった「紙の月」(吉田大八監督)の演技が評価されての受賞で、「第27回東京国際映画祭」の最優秀女優賞、「第39回報知映画賞」の主演女優賞に続き早くも“3冠”となった宮沢さんは「吉田監督の濃厚で粘り強い演出があったからここに立てている」と感慨深げで「こういった歴史と重みのある賞をいただけて感謝しています」と語った。

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 同賞は、元女優の山路ふみ子さんが日本映画振興のため私財で設立した「山路ふみ子文化財団」が主催し、今年で38回目を迎えた。「映画賞」は「蜩ノ記(ひぐらしのき)」の小泉堯史監督、「映画功労賞」は女優の富司純子さん、「文化賞」は周防正行監督、「福祉賞」は石井裕也監督、「新人女優賞」は上白石萌音さん、「文化財団特別賞」は女優の長山藍子さんが受賞し、それぞれ贈呈式に登場した。

 映画初主演作「舞妓はレディ」(周防監督)で、見事に新人女優賞に輝いた上白石さんは「このような場所に立つのは初めての経験」と初々しい笑顔を見せると「とても幸せで夢のよう」と感激の様子。憧れの女優に、共演者でこの日も同席した富司さんの名前を挙げ「(撮影中から)こんな女優さんになれたらなって思っていました。心から尊敬しているし、ご一緒できて幸せでした」と振り返ると「この日をスタートに、この賞を糧にし毎日を過ごしていきたい」と語っていた。

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