モデルで女優の太田莉菜さんが出演した映画「海月姫」(川村泰祐監督)が27日から全国で公開される。東村アキコさんの人気マンガが原作で、太田さんは目が隠れるほどの長い前髪にジャージー姿という普段の太田さんからは想像できない姿で三国志オタクのまやや役を演じている。「突発的なアウトドア派」という太田さんに、休みの日の過ごし方や大事にしている時間について聞いた。
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映画は、「男を必要としない人生」を掲げるオタク女子たちが集う共同アパート「天水館」を舞台に、主人公の月海や女装した男子・蔵之介、自らを「尼~ず」と称するオタク女子たちの姿を描いている。クラゲオタクの月海役で主演する能年玲奈さんをはじめ、池脇千鶴さんは鉄道オタクのばんばさん、お笑いコンビ「アジアン」の馬場園梓さんが和物オタクの千絵子、篠原ともえさんが年配の男性にときめく“枯れ専”のジジ様役で出演するほか、女装男子に俳優の菅田将暉さん、その兄役に長谷川博己さんも出演する。
次の日が休みのときは「お酒を飲んで好きなだけ寝る」という太田さん。「寝ることがとにかく好きで、眠れるだけ眠る。お布団が大好き」と笑う。「計画を立てるのが上手ではない」という太田さんは自らを「突発的なアウトドア派」と称し、「思いつきで動いちゃう。最近、マイカーを購入したので、(寝るのに)飽きたらずっと運転しています」という。
「考え事をするのに自分の好きな道を走ったり、首都高をずっと走ったり……。誰にも干渉されない空間は車の中が一番。(車の運転が)ストレス解消になっています」と、ドライブの時間が太田さんにとって大切な時間になっているようだ。
また、睡眠やドライブのほかに太田さんが重視しているのが筋トレやストレッチといった運動で、「運動するようになったら確実に体が若返った」と語る。モデルや女優という仕事上、気が抜けない時期もあるというが、「やるべきときにやっておけばいいんじゃないかな。ストイックなときはストイックになるけれど、合間合間を縫って楽しみながら」とあくまでも楽しむ姿勢を忘れない。
次回は、太田さんの美へのこだわりや、「できることをいろいろ挑戦してみたい」という女優業について聞く。
<プロフィル>
おおた・りな 1988年生まれ。01年にモデルデビュー。モデルとして多くのファッション誌で活躍する。映画「69 sixty nine」(李相日監督、2004年)でスクリーンデビューを果たし、その後、「ユモレスク 逆さまの蝶」(猪俣ユキ監督、06年)、「脳男」(瀧本智行監督、13年)など女優としても活動をスタート。最近はNHKドラマ「ロング・グッドバイ」(14年)、映画「ホットロード」(三木孝浩監督、14年)などに出演し、演技の幅を広げている。