2014年は社会現象になるほどの大ヒットとなったディズニーの「アナと雪の女王」を筆頭に、多くの劇場版アニメが公開された。年末も劇場版「妖怪ウォッチ」をはじめ、テレビシリーズ40周年を記念して製作された「宇宙戦艦ヤマト2199」、ディズニー長編アニメーション最新作「ベイマックス」など多くの話題作が目白押し。公開中の劇場版アニメの中から年末年始に見たいオススメ作品をピックアップして紹介する。

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　まずは、今年大ブームを巻き起こした「妖怪ウォッチ」の初の劇場版アニメ「劇場版妖怪ウォッチ　誕生の秘密だニャン！」。「妖怪ウォッチ」はレベルファイブ（福岡市中央区）が開発したニンテンドー3DS用ゲームで、アニメも放送されている人気コンテンツだ。劇場版は、超巨大猫妖怪デカニャンから助けを求められたケータが、祖母の家があるケマモト村に向かい、60年前の世界にタイムスリップしてしまう……というストーリーで、ケータにジバニャン、ウィスパーといったおなじみのメンバーのほか、ゲスト声優としてお笑いタレントの志村けんさん、人気アイドルグループ「AKB48」の"ぱるる”こと島崎遥香さん、歌舞伎俳優の片岡愛之助さんらが出演している点も見逃せない。

　テレビシリーズ40周年を迎え、記念プロジェクトの一環として製作されたのが「宇宙戦艦ヤマト2199」シリーズだ。同シリーズは10月にテレビシリーズ26話の総集編「宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海」が公開されており、現在公開中の「宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟」は完全新作ストーリーとなっている。地球へ帰還途中のヤマトと謎の敵「ガトランティス」との壮絶なバトルが描かれており、新たなストーリーは従来のファンならずとも楽しみだ。

　ディズニー長編アニメーション最新作「ベイマックス」は、謎の事故で亡くなった兄がロボットに託した思いと託された14歳の天才少年との絆を描いたアドベンチャー。サンフランシスコと東京をモチーフにしたという架空都市サンフランソウキョウが舞台で、優し過ぎるケアロボット・ベイマックスと天才少年と仲間たちの物語が描かれている。日本語吹き替え版の声優として、女優の菅野美穂さんと俳優の小泉孝太郎さんが参加している。

　劇場版アニメでは、11月に「週刊少年ジャンプ」での連載が完結した人気マンガ「NARUTO−ナルト−」を原作にした「THE LAST−NARUTO THE MOVIE−」も注目の作品だ。大団円を迎えた連載につながるエピソードで、これまでになかった主人公の“恋愛”をメインテーマに据えて描かれている点が見どころ。多彩な忍術を駆使した迫力のバトルシーンも健在で、月面など、より大きなスケールの舞台で白熱した戦いが展開されている。

　大作、話題作が目白押しの劇場版アニメ。年末年始にあなたはどれを見る？