今週シネマ:26、27日公開の映画「海月姫」「真夜中の五分前」「サンバ」…

映画「海月姫」のビジュアル (C)2014映画「海月姫」製作委員会(C)東村アキコ/講談社
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映画「海月姫」のビジュアル (C)2014映画「海月姫」製作委員会(C)東村アキコ/講談社

 今週末に公開される映画の注目作をピックアップする「今週シネマ」。27日には女優の能年玲奈さんが主演する映画「海月姫」(川村泰祐監督)、俳優の三浦春馬さんの主演映画「真夜中の五分前」(行定勲監督)が公開されるほか、テレビアニメ「蒼穹のファフナー」の新リーズ「蒼穹のファフナー EXODUS」(能戸隆総監督、羽原信義監督)の第1、2話が、テレビ放送に先がけ劇場で公開される。また、26日には仏映画「サンバ」(エリック・トレダノ&オリビエ・ナカシュ監督)が公開された。

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 「海月姫」は、アニメ化もされた東村アキコさんの人気マンガが原作。「男を必要としない人生」を掲げるオタク女子たちが集う共同アパート「天水館」を舞台に、主人公の月海や女装した男子・蔵之介、自らを「尼~ず」と称するオタク女子たちの姿を描いている。クラゲオタクの月海役で主演する能年さんをはじめ、池脇千鶴さんは鉄道オタクのばんばさん、お笑いコンビ「アジアン」の馬場園梓さんが和物オタクの千絵子、篠原ともえさんが年配の男性にときめく“枯れ専”のジジ様役、太田莉菜さんが三国志オタクのまやや役で出演。そのほか俳優の菅田将暉さん、長谷川博己さんも出演する。物語の舞台となる凝った作りの天水館のセットや、細部までこだわって作られた小道具や衣装にも注目。

 「真夜中の五分前」は、本多孝好さんの小説「真夜中の五分前 five minutes to tomorrow side−A/side−B」が原作。孤独な日本人の青年と美しい双子の姉妹が繰り広げるサスペンスタッチのラブストーリーで、三浦春馬さんが主演を務め、中国人女優のリウ・シーシーさんが双子のヒロインを一人2役で演じるほか、台湾の人気俳優のチャン・シャオチュアンさんも出演する。

 26日に公開された「サンバ」は、日本でもヒットしロングラン上映された仏映画「最強のふたり」(2011年)のトレダノ監督、ナカシュ監督と仏俳優のオマール・シーさんが再タッグを組んだ待望作。ビザの失効で、ある日突然、国外退去を命じられた青年サンバ(シーさん)が移民支援協会のアリス(シャルロット・ゲンズブールさん)や、面倒見のいい移民仲間のウィルソン(タハール・ラヒムさん)と出会い、ぶつかり合いながらも心を通わせていくストーリー。

 「蒼穹のファフナー EXODUS」(27日公開・能戸隆総監督、羽原信義監督)は、平和な島に暮らしていた中学生が、謎の敵の襲来に対して、人型巨大兵器ファフナーで戦う姿を描いたアニメで、04年にテレビアニメとして放送され、05年にテレビスペシャル「蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT」が放送、10年には劇場版アニメ「蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH」が公開された。今回の劇場版は15年1月から放送がスタートする新作で、本編第1話の長尺版と第2話で構成したものが期間限定で上映される。

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