かぐや姫の物語:米アカデミー賞長編アニメ映画部門ノミネート 高畑勲監督「光栄」

第87回米国アカデミー賞の長編アニメーション部門にノミネートされたスタジオジブリの劇場版アニメ「かぐや姫の物語」 (C) 2013 畑事務所・GNDHDDTK
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第87回米国アカデミー賞の長編アニメーション部門にノミネートされたスタジオジブリの劇場版アニメ「かぐや姫の物語」 (C) 2013 畑事務所・GNDHDDTK

 スタジオジブリの劇場版アニメ「かぐや姫の物語」(高畑勲監督)が、第87回米国アカデミー賞の長編アニメーション映画部門にノミネートされたことが15日、明らかになった。高畑監督はノミネートについて「光栄に思います」と話しており、「ノミネートしてくださったアカデミー会員の方々、この作品を高く評価してくださった方々、そして北米での公開に協力してくださった方々に心から感謝します。そして、この作品に関わったすべてのスタッフに感謝します」と感謝の言葉を寄せている。

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 「かぐや姫の物語」は、「ホーホケキョ となりの山田くん」(1999年公開)以来、14年ぶりの高畑監督の作品。田舎の一軒家で媼(おうな)と2人暮らししていた竹取の翁(おきな)が竹やぶで仕事をしていると、1本の光る竹の中から神々しいお姫様を発見。手のひらに乗せて大切に連れ帰り、「姫」と呼んで育てる。さらに竹やぶから黄金や美しい着物が出てきて、翁は姫の生きる場所はこんな田舎ではなく都だと強く思い、3人で都に引っ越すことにする……という展開。

 かぐや姫の声は、オーディションで選ばれた女優の朝倉あきさんが担当。翁役を2012年6月に亡くなった地井武男さんが演じているほか、かぐや姫の幼なじみの捨丸を、劇場版アニメ声優初挑戦の高良健吾さんが演じている。

 同作品はすでにロサンゼルス映画批評家協会賞のアニメーション映画部門、ボストン映画批評家協会賞のアニメーション映画部門、トロント映画批評家協会賞のアニメーション映画部門を受賞。米国アカデミー賞の授賞式は2月23日(日本時間)に行われる予定。

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