伊東四朗:戦争知らない若者に「悲しくなる」

スペシャルドラマ「永遠の0」完成披露試写会に登場した伊東四朗さん
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スペシャルドラマ「永遠の0」完成披露試写会に登場した伊東四朗さん

 俳優の伊東四朗さんが23日、東京都内で開かれた向井理さん主演のスペシャルドラマ「永遠の0」(テレビ東京系)の完成披露試写会に登場し、舞台あいさつを行った。伊東さんは「最近の大学生の中には、かつて日本がアメリカと戦争をしたことを知らない人も増えている。『結局、どっちが勝ったの』って聞かれて、悲しくなる」と複雑な表情。「そんな彼らと年も変わらない(当時の)若者たちが、どんな死生観を持って生きていたか、ぜひ知ってもらいたい」と訴えかけた。

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 舞台あいさつには、伊東さんや向井さんに加え、広末涼子さん、多部未華子さん、桐谷健太さん、中尾明慶さん、中村蒼さんらも登場。フリージャーナリストの佐伯慶子(広末さん)と慶子の弟・健太郎(桐谷さん)の祖父・賢一郎を演じた伊東さんは「一人だけ、飛びぬけて年齢が高くて、すみません」と冗談交じりにあいさつすると「僕の(役の)若い頃を演じてくれたのは……」と思わず“ネタばらし”をしそうになって共演者が慌てる一幕も。また初共演となる向井さんから「伊東さんの役は濃くても薄くてもダメ。伊東さんの演技を見て僕は感動しました」と褒められ、照れくさそうな表情を浮かべていた。

 「永遠の0」は、百田尚樹さんのベストセラー小説が原作で、“海軍一の臆病者”といわれながらも天才的な操縦技術を持った零戦パイロット・宮部久蔵の孫・健太郎が、特攻で死んだ祖父について調べるため、かつての戦友たちを訪ね歩く……というストーリー。2013年12月に人気グループ「V6」の岡田准一さん主演で映画化され、大ヒットした。ドラマは「第1夜」が2月11日午後8時54分、「第2夜」が14日午後8時58分、「第3夜」が15日午後8時54分から放送される。

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