MD松尾のヒット解析:「ゼスティリア」が期待以上のヒット

 TSUTAYAで加盟店にゲームソフトの商品提案をしているマーチャンダイザー(MD)の松尾武人さん。バイヤー歴10年以上の松尾さんは、その経験からソフトの特徴に合わせた商品展開を得意としている。ベテランバイヤーがヒットの流れを解析し、今後の動きを予想する。

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 「テイルズ オブ ゼスティリア」(PS3、バンダイナムコゲームス)が期待以上の売れ行き。アニメが放送された後から予約がグンと伸びており、プロモーション戦略も成功したといえるでしょう。12年11月の「~エクシリア2」に匹敵する好スタートでした。「レジェンドオブレガシー」(3DS、フリュー)も素晴らしいヒット。「テイルズ オブ ゼスティリア」にのまれてしまうかと思われていましたが、上々の売れ行きで一部店舗では売り切れるほどでした。

 ◇今週の動き

 「テイルズ オブ ゼスティリア」がV2か。続くのは新作の「デビルサバイバー2 ブレイクレコード」(3DS、アトラス)と見ています。DSの人気作のリメークに当たりますが、ファンの多いシリーズのため期待できそう。続くのはZ指定タイトルの「ファークライ4」(PS3・PS4・XboxOne、ユービーアイソフト)か。前作も人気だっただけに今回も売れてくれるのでは。

 ◇ランキングは次の通り。(19~25日・TSUTAYA調べ・限定版含む)

1位 テイルズ オブ ゼスティリア(PS3)

2位 レジェンドオブレガシー(3DS)

3位 妖怪ウォッチ2 真打(3DS)

4位 タッチ!カービィ スーパーレインボー(WiiU)

5位 モンスターハンター4G(3DS)

6位 大乱闘スマッシュブラザーズ for 3DS(3DS)

7位 エスカ&ロジーのアトリエ Plus(Vita)

8位 ポケットモンスター アルファサファイア(3DS)

9位 剣の街の異邦人~黒の宮殿~(Vita)

10位 喧嘩番長6~ソウル&ブラッド~(3DS)

 ◇プロフィル

 松尾武人(まつお・たけと) TSUTAYAゲームリサイクル企画グループ リーダー

 「GAME TSUTAYA」加盟約550店に新作ゲームの商品提案をするマーチャンダイザー。1996年から家電量販店でゲームのバイヤーを担当。2002年にTSUTAYA入社後も一貫してバイヤーの道を歩んできた。ネオジオCDを2台購入したほどの格闘ゲーム好きだったが、現在は携帯版ドラクエなどで遊ぶ日々が続いている。

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