今週シネマ:28日公開の映画「ジュピター」「ニンジャ・アベンジャーズ」「君がいなくちゃ~」…

映画「ジュピター」のワンシーン (C)2014 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.AND VILLAGE ROADSHOW FILMS(BVI)LIMITED.ALL RIGHTS RESERVED.
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映画「ジュピター」のワンシーン (C)2014 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.AND VILLAGE ROADSHOW FILMS(BVI)LIMITED.ALL RIGHTS RESERVED.

 今週末に公開される映画の注目作をピックアップする「今週シネマ」。28日は、ラナ&アンディ・ウォシャウスキー姉弟監督によるSFアクション大作「ジュピター」、スコット・アドキンスさんとケイン・コスギさんがダブル主演を務めた「ニンジャ・アベンジャーズ」(アイザック・フロレンティーン監督)、人気声優の花澤香菜さんが実写映画で初主演した「君がいなくちゃだめなんだ」(ムラカミタツヤ監督)が公開される。

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 「ジュピター」は、ウォシャウスキー姉弟監督にとって「マトリックス」シリーズ以来となる完全オリジナル作で、主演は「フォックスキャッチャー」(2014年)のチャニング・テイタムさんと「ブラック・スワン」(10年)のミラ・クニスさん。壮大な宇宙を舞台に、実は王族だったジュピター(クニスさん)と、オオカミのDNAを持つという究極の戦士ケイン(テイタムさん)の“美女と野獣”コンビが、宇宙の権力争いに巻き込まれながら、己と闘っていく姿を描いている。

 「ニンジャ・アベンジャーズ」は、妻子を殺され復讐(ふくしゅう)に燃える男の姿を描くバトルアクション。世界で忍者ブームが再燃しつつある中、アクションには並々ならぬこだわりを持つフロレンティーン監督による演出と、アドキンスさんとコスギさんらの鍛え抜かれた肉体が見どころだ。米国人が考え出す、少し奇抜で不思議な忍者や日本の風景の描写にも注目したい。

 「君がいなくちゃだめなんだ」は、花澤さん演じる絵本作家・楓アンが、街中の伝言板に書かれた謎のメッセージの数々が、失踪(しっそう)した父親の文章であることに気づいたことから始まる幻想的な人間ドラマ。花澤さんのミュージックビデオを手掛けてきたムラカミ監督による映像は美しく、ファンタジック。花澤さんは同名の主題歌も担当している。 

 このほか、俳優の村上淳さんと歌手のUA(ウーア)さんの長男・村上虹郎(にじろう)さんが主演し、ヒロインを元ももいろクローバーの早見あかりさんが演じている「忘れないと誓ったぼくがいた」(堀江慶監督)、特撮ドラマ「牙狼<GARO>」シリーズの劇場版最新作「牙狼<GARO>−GOLD STORM−翔」(雨宮慶太監督)、ももいろクローバーZの妹分として活動するアイドルユニット「私立恵比寿中学(エビ中)」の廣田あいかさんが映画初主演したアニメと実写を融合させた「たまこちゃんとコックボー」(片岡翔監督)が28日に公開される。

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