千葉雄大:レッドカーペットデビューもシュン「だからモテない……」

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 俳優の千葉雄大さんが沖縄県宜野湾市で開催中の「島ぜんぶでおーきな祭 第7回沖縄国際映画祭」でレッドカーペットデビューを果たした。映画「Mr.マックスマン」(増田哲英監督)に主演した千葉さんに話を聞いた。

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 映画「Mr.マックスマン」は、同映画祭の「TV DIRECTOR’S MOVIE」部門で上映。いつも失敗ばかりでうだつが上がらない崖っぷちのアナウンサー・谷口正義が、取材先で拾ったガラスで作ったメガネをかけると超人的なパワーが宿ることに気づき、正義のヒーローとして立ち上がろうと一念発起する……というストーリー。ロンドンブーツ1号2号の田村亮さんや女優の山本美月さんらも出演する。

 2010年にスーパー戦隊シリーズ「天装戦隊ゴセイジャー」(テレビ朝日)で俳優デビューを果たした千葉さんにとって特撮の現場は“古巣”とも言えるが、今回もゴセイジャーの時のスタジオで撮影を行ったといい、「当時お世話になった人にお会いできました。デビューが20歳の時だったんですが『大きくなったね』って言われました」と恥ずかしそうに明かす。

 千葉さんにとってのヒーロー像は「自分が一歩下がって周りの人を幸せにできたり、面白くできたりする人」という。「そう思いつつも、がむしゃらに突き進む人もいいなあって思うんですけれど……」とはにかんだ。

 26日に桜坂劇場(那覇市)で行われた舞台あいさつでは「レッドカーペットで緊張して山本さんをエスコートするのを忘れていた。だからモテないんだよなって思った」と話し、会場の笑いを誘っていた千葉さん。改めてレッドカーペット時を「エスコートできたらかっこいいなって思っていたけれど、(本番で)ぶっ飛んだ」と振り返り、「エスコートできなくて(山本さんに)申し訳なかったなって思う。もう一度やり直したい」とシュンとした。

 「主人公の正義はおっちょこちょいでうまくいかないところもあるけれど、素直でいい人。今までとは違うヒーロー像。肩の力を抜いて気軽に見られて(映画館を)出る時はなんとなく楽しかったなっていい気持ちで出られると思う」と作品について語る千葉さん。「ダメな主人公だけれど、『千葉雄大ってこういう人なんだろうな』って思われるなって思う。それはうれしいことだし、ダメな部分もあるので……エスコートできないところとか」とちゃめっ気たっぷりに語った。

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