タレントの黒柳徹子さんが15日スタートの新番組「黒柳徹子のコドモノクニ」(BS朝日)にナビゲーターとして出演、BS民放のレギュラー番組に初挑戦する。大正から昭和にかけて愛された伝説の絵雑誌「コドモノクニ」に参加した藤田嗣治、竹久夢二、野口雨情、北原白秋……といった芸術家たちの人生をたどり、未来へ伝えたいメッセージを紹介する番組。15日の初回は「片岡鶴太郎が巡るサトウハチローの世界 僕は不良少年だった…」と題して2時間のスペシャル版で放送する。
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「コドモノクニ」は、大正から昭和にかけて発刊され、一流画家や詩人、作曲家がこぞって作品を寄せた伝説的な絵雑誌。「『コドモノクニ』は昔からの憧れの絵雑誌です」という黒柳さんは、初回収録を終え、「昔この絵雑誌をお読みになった方は、懐かしいとお思いでしょう。そういった方にももちろん見ていただきたいです。それから、昔の優れた人たちがこんなにもしゃれたものを描いていたということを今の人たちに知ってもらいたいですね」とコメントしている。
番組では、藤田嗣治、東山魁夷、竹久夢二、野口雨情、北原白秋、西條八十、中山晋平……といった、さまざまなジャンルで子供たちのために本気になった芸術家たちの人生を“旅人”たちがたどり、旅を終えた番組の最後に未来を生きる子供たちのために作品を描く。
15日の初回スペシャルでは、「ちいさい秋みつけた」「うれしいひなまつり」といった童謡や終戦直後の日本人を元気づけた「りんごの唄」などを作詞した童謡詩人で、生前に交流があったという黒柳さんが「こころの澄んだ詩人」と語るサトウハチローを取り上げる。同じ東京・下町生まれの片岡鶴太郎さんが“旅人”として、自身の人生を重ねながら、茗荷谷、浅草、上野動物園、通った小学校、大好きだったお酒、お気に入りの下町の甘味……と足跡をたどっていく。
また、22日の第2回は、昨年のNHK連続テレビ小説「花子とアン」で一躍注目された児童文学者・村岡花子をの生涯を、ドラマで花子の義父を演じた俳優の中原丈雄さんがたどる。番組は毎週水曜午後10時。初回は15日午後9時~同10時54分に放送する。
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