女優の黒谷友香さん(39)が定額制動画配信サービス「dTV」で配信されている連続ドラマ「眠れぬ真珠」(全4回)で、17歳年下の青年・素樹と恋に落ちるヒロイン・咲世子を演じている。「ヒロインと自分が重なった」という黒谷さんにドラマや女優業について聞いた。
ウナギノボリ
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「眠れぬ真珠」は、「池袋ウエストゲートパーク」などで知られる石田衣良さんの恋愛小説を「ストロボ・エッジ」の廣木隆一監督が実写化した。黒谷さんが演じる咲世子は、40代半ばで、銅版画家として成功を収めており、中村蒼さんが演じる映画監督の道をあきらめ、現在はカフェ店員として働く17歳年下の素樹と恋に落ちるという役どころだ。
今回のオファーを受け、「原作本を買いに行くところから始めた」という黒谷さん。原作を読んで「
石田さんの女性を書く力に驚いた」と話す。廣木監督の現場は「まずは自由に演じてみるというスタイル」といい「監督の世界の中で自由に演じるのは楽しかった」と振り返る。
今年女優デビュー20年を迎える黒谷さんは、銅版画の道を20年追究してきた咲世子を演じ「自分も咲世子と同じくらい(女優を)やってこれたんだなあと(思った)。記憶に残る役になるのかなと思いますね」としみじみ。「ドラマのテーマが恋愛で、女性の部分がメインに描かれるけれど、仕事もしている姿も描かれる。大人のかっこいい女性を演じられた。20年の節目にこういう役を演じられたのはうれしいですね」と笑顔で語る。
ドラマは、17歳年下の青年と恋に落ちた咲世子が見せる可愛らしい表情も見どころの一つ。黒谷さんが感じる咲世子の可愛いところは「お風呂(にお湯)をためながら自分の肌を気にするシーン」といい、「今の年代でしかできないし、逆に言うと(肌は)この年代の悩みどころ。自分の仕事を確立して人生を謳歌(おうか)している一方で、年齢を重ねていくことへの不安もある。そんな二面性をもっている咲世子という女性はとても魅力的だった」と振り返る。
黒谷さんに仕事をする上でのモットーを聞くと「目の前のことを一生懸命やること。その時その時を楽しむこと」といい「一期一会ではないけれど、泣いても笑っても今日が一番良い日と信じています」と力を込めた。
次回は休日の過ごし方について聞く。
<プロフィル>
くろたに・ともか。1975年12月11日生まれ。大阪府出身。雑誌「mc Sister」の人気モデルとして活躍し、映画「BOXER JOE」(1995年)で女優デビュー。映画、ドラマ、CM、舞台など多方面で活躍している。
*……「dTV」は月額500円(税抜き)。スマホ、パソコン、タブレットで視聴できるほか、別売りの専用アダプター「dTVターミナル」を使用することでテレビでも視聴できる。
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