ジェニファー・ローレンスさん主演の人気シリーズ「ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンス」(フランシス・ローレンス監督)が5日から全国で公開される。2012年の1作目、翌年の2作目に続き3作目となる今作は、シリーズ最終章の前編に当たり、アクションが中心だった前2作とはがらりと趣を変え、登場人物の情緒面を描くことに重点が置かれている。ローレンスさんやジョシュ・ハッチャーソンさんといったレギュラー陣に加え、「アリスのままで」(14年)で今年のアカデミー賞主演女優賞に輝いたジュリアン・ムーアさんが出演しているのも見どころだ。
あなたにオススメ
来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹” 朝ドラヒロインまで手が届くか
前作の最後で、ハンガー・ゲーム記念大会の闘技場から救出されたカットニス(ローレンスさん)。彼女が収容されたのは、滅亡したとされていた第13地区の地下にある反乱軍の秘密基地だった。反乱軍を統率するコイン首相(ムーアさん)は、腹心のプルターク(フィリップ・シーモア・ホフマンさん)らとともに、スノー大統領(ドナルド・サザーランドさん)が君臨する独裁国家パネムを倒そうと準備を進めていた。一方、スノー大統領は、人質にとったピータ(ハッチャーソンさん)をプロパガンダ番組に出演させ、政府に反抗する民衆の戦意を喪失させようとする……という展開。
文字通り、起承転結の「転」を担う今作では、カットニスはこれまでの戦いで身も心も疲弊しており、そこからどのように立ち上がっていくのかに焦点が当たっている。ピータの変わりようにも驚かされ、それがまたカットニスの心に大きな影を落とすことになる。反乱軍のリーダー、コイン首相とカットニスの関係がどう変化していくのかも気になる点で、このアカデミー賞女優2人の共演シーンにも注目だ。その一方で、カットニスの幼なじみゲイル(リアム・ヘムズワースさん)の活躍の場面が増えているのは、ファンにはうれしいところ。前作同様、「ここで終わるの」的エンディングでクリフハンガー状態を味わわされるが、それもまたシリーズものの定めと受け止め、後編「レボリューション」の今年11月の封切りを待つことにしよう。6月5日よりTOHOシネマズ新宿(東京都新宿区)ほか全国で公開。 (りんたいこ/フリーライター)
<プロフィル>
りん・たいこ=教育雑誌、編集プロダクションを経てフリーのライターに。映画にまつわる仕事を中心に活動中。大好きな映画はいまだに「ビッグ・ウェンズデー」(78年)と「恋におちて」(84年)。
2012年から7シリーズにわたって放送されたテレビ朝日系の人気ドラマの完結作となる映画「劇場版ドクターX」(田村直己監督)のクランクアップ写真が公開された。主演の米倉涼子さんをは…
俳優の米倉涼子さんが12月22日、東京都内で行われた主演映画「劇場版ドクターX FINAL」(田村直己監督)の“舞台あいさつFINAL”に登場。イベント終盤にあいさつを求められた…
花沢健吾さんのマンガが原作の映画「アンダーニンジャ」(福田雄一監督、2025年1月24日公開)の新キャストが発表された。津田健次郎さんが、謎の存在「アンダーニンジャ(UN)」の声…
木村拓哉さんが12月21日、歌舞伎町シネシティ広場(東京都新宿区)で行われた、主演映画「グランメゾン・パリ」(塚原あゆ子監督、12月30日公開)のレッドカーペットイベントに登場。…
12月20日公開の映画「【推しの子】-The Final Act-」(スミス監督)の前夜祭イベントが12月19日、東京都内で行われ、伝説のアイドル・アイを演じる齋藤飛鳥さんが登場…