アイドルグループ「でんぱ組.inc」が主演した映画「白魔女学園 オワリトハジマリ」(坂本浩一監督)が13日に公開される。2013年に公開された映画「白魔女学園」の続編で、平成仮面ライダーシリーズやスーパー戦隊シリーズなど特撮作品で知られる坂本監督がメガホンをとり、アニメ「けいおん!!」や「ガールズ&パンツァー」などの吉田玲子さんが脚本を手がけている。白魔女として覚醒した少女の前に黒魔女や謎の赤い男たちが現れ繰り広げられる新たな戦いを、コンピュータグラフィックス(CG)を駆使したアクションシーン満載で描いている。
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心が傷つき、痛みを抱えた少女たちを迎え入れる白魔女学園で、訓練(エチュード)を経て白魔女となった少女・もが(最上もがさん)は、世界を救うために旅立ち、もう1人の白魔女・りな(小池里奈さん)と出会う。しかし、りなは白魔女を敵視し、魔力で新たな世界を創造しようとする黒魔女たちに捕らわれてしまう。もがはりなを救うため黒魔女学園へ潜入するが、かつて白魔女学園で共に過ごした少女たちが立ちはだかり……というストーリー。
傷ついた少女が世界を救う物語というコンセプトはそのままに、世界観が前作からスケールアップし、少女たちによる熱いドラマに磨きがかかっている。アクションシーンにも坂本監督らしい演出が随所に見られ、1対1のバトルだけでなく、大人数でのアクションも盛り込まれ、全体的に迫力や壮絶さが増し物語にアクセントを与えている。でんぱ組.incのメンバーが、役者として、普段アイドルして活動しているときとは異なる表情を数多く見せていることに加え、マニア心をくすぐるような演技や場面もあり、ファンならずとも楽しませてくれる。新キャストの小池さんによる熱演と“やられ”ぶりが印象的で、個性あふれるキャラクターがそろう中でも群を抜いて光っている。登場人物の配置や関係、ストーリー展開のバランスが取れた佳作だ。新宿バルト9(東京都新宿区)ほか全国で公開。(遠藤政樹/フリーライター)
<プロフィル>
えんどう・まさき=アニメやマンガ、音楽にゲームなど、ジャンルを問わず活動するフリーの編集者・ライター。イラストレーターやフォトショップはもちろん、インタビュー、撮影もオーケーと、どこへでも行き、なんでもこなす、吉川晃司さんをこよなく愛する自称“業界の便利屋”。
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