バンダイ:ネットで回して自宅に届く カプセルトイ新サービスを発表

バンダイが発表した「ネットdeカプセル」
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バンダイが発表した「ネットdeカプセル」

 玩具メーカーのバンダイ(東京都台東区)は15日、東京都内で新作発表会を開き、自宅にいながらインターネットでカプセルトイ(ガシャポン)を楽しめる「ネットdeカプセル」を7月から、インターネットゲーム会社の「ネッチ」と共に開始することを明らかにした。インターネットで取り扱うカプセルトイは今回が初めてとなる。

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 「ネットdeカプセル」は、ネッチが所有する倉庫に約40台のガシャポンを設置し、ユーザーがパソコンやスマートフォンを使用して、実際に状況を見ながら遠隔操作でカプセルトイを購入できるというもの。商品のバリエーションは約30種取り扱う予定。大人向けの人気商品の「ねこCafeシリーズ」や「SDガンダム ガシャポン戦士NEXT」、「美少女戦士セーラームーン」などを販売。価格は200~600円(送料込み)。

 今回ネット参入した背景について、同社ベンダー事業部の亀井俊治さんは「最近ガシャポンを利用する大人のユーザーが増えている傾向があり、“忙しくて売り場にいけない”、“欲しい商品をすぐに探せない”という声も多く上がっているため、そこに向けてしっかりと供給していきたい」と話した。また、ネッチとの協業について「(同社は)すでに遠隔で遊べるクレーンゲームを展開しており、今回弊社の商品ともコラボすることができたらと思い実現に至った」と経緯を語った。

 カプセルトイは、1965年に米国から輸入され、小型自動販売機の中に複数のおもちゃ入りのカプセルが入っており、子どもを中心に人気を集めてきた。各メーカーがバリエーション豊かなおもちゃを封入し、最近では大人をターゲットにしたカプセルトイも販売されている。

 バンダイは、1977年にカプセル自販機市場に参入して以来、「ガシャポン」という名称で全国に設置した同自販機の台数は45万台を突破。2014年3月期からは「オトナ女子」市場の開拓に取り組んでいるほか、缶入りで大きめのサイズの商品を扱う「ガシャポンカン」など異種のものも展開している。今回の新サービスの導入で2015年度末までに売上高5億円を目指すという。

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