アニエスベー:人気ファッションデザイナーが映画初監督 10月公開

アニエスベーさんが初監督を務めた映画「わたしの名前は…」のワンシーン(C)Love streams agnès b. Productions
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アニエスベーさんが初監督を務めた映画「わたしの名前は…」のワンシーン(C)Love streams agnès b. Productions

 仏ファッションブランド「アニエス・ベー」を手掛けるアニエス・ベーさんが本名のアニエス・トゥルブレ名義で映画を初監督することがこのほど明らかになった。タイトルは「わたしの名前は…」で、映画についてアニエスさんは「私は、旅で経験する出会いや日常から切り離された純粋な自由を描きたかったのです」とコメントしている。

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 アニエスさんはファッションデザイナーとして、1975年に「アニエス・ベー」のブティック1号店をパリ1区のジュール通りにオープン。レディース、メンズ、キッズとさまざまなラインを展開しながらブランドを拡大してきた。これまでハーモニー・コリン監督や、クエンティン・タランティーノ監督の映画などでプロデュースや衣装デザインをしてきたが、監督は初となる。

 「わたしの名前は…」は、アニエスさんが10年以上前に新聞で読んだという事件の記事を元に脚本を手がけた。仏・ボルドー地方付近を舞台に、家を飛び出した少女と、スコットランド人のトラック運転手が繰り広げるロードムービーで、仏語と英語で言葉が通じない2人が心を通わせていく……というストーリー。

 スタッフやキャストは友人の協力を得たといい、主演は、映画監督で現代美術家のダグラス・ゴードンさんが務め、映画監督で作家のジョナス・メカスさんがゲストカメラマンとして参加しているほか、音楽は仏エレクトロポップデュオ「Air(エール)」のジャン=ブノワ・ダンケルさんが担当している。渋谷アップリンク(東京都渋谷区)などで10月に公開される。

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