浪川大輔:「NARUTO」に9年ぶり帰還で「参加できることがうれしい」 劇場版「BORUTO」を語る

「BORUTO-NARUTO THE MOVIE-」に出演する浪川大輔さん
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「BORUTO-NARUTO THE MOVIE-」に出演する浪川大輔さん

 人気マンガ「NARUTO-ナルト-」の劇場版アニメ最新作「BORUTO-NARUTO THE MOVIE-」(山下宏幸監督、7日公開)で、声優の浪川大輔さんが謎の男・モモシキ役で出演する。浪川さんは2006年にテレビアニメ版「NARUTO」でスマル役として出演したことがあり、約9年ぶりに同作に出演する。「新しい『NARUTO』ということで新鮮な気持ちで参加させていただいた。参加できることがうれしい」と話す浪川さんに作品への思いや見どころを聞いた。

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 ◇いいところが全くない!悪役に

 「NARUTO」は、「週刊少年ジャンプ」(集英社)で1999~2014年に連載され、全世界のコミックス累計発行部数が2億部を超える人気作で、木ノ葉隠れの里の問題児・ナルトが、里一番の忍者・火影になるため奮闘し、成長する姿を描いた忍者アクションマンガ。「BORUTO-NARUTO THE MOVIE-」は11作目の劇場版アニメで、原作者の岸本斉史さんが初めて原作・脚本・キャラクターデザインなどを担当し、ナルトの息子・ボルトの活躍が描かれる。

 浪川さんが演じるモモシキは部下のキンシキとともに、ナルトやボルトたちと戦うことになる悪役。ナルトたちに対して「下等生物が!」と吐き捨てるなど高慢にも見えるキャラクターで、浪川さんは役どころを「いいところが全くない!」と説明する。「もうちょっと人間味のある悪役もいるけど、徹底的に悪い役」と話すように、これまでにないほどの“悪役ぶり”に驚いたようだ、

 浪川さんは“徹底的に悪い役”の演技について「欲望のために手段を選ばなく、分かりやすい悪い役なので、シンプルにやらせてもらった」と話す。

 ◇大作の重みを感じる

 劇場版では、ジャンプ作品の“3大原則”とも言われる「友情」「努力」「勝利」に加え、親子の絆も描かれている。浪川さんは見どころを「人間ドラマが丁寧に描かれる」と話し、お気に入りのシーンを「(ナルトの娘の)ヒマワリの誕生会のシーンですね。切なさもある。ナルトにもボルトにも感情移入しました」と語る。

 約15年にもわたって連載されたマンガが原作ということもあり、作品に「重みを感じる」と感慨深い様子の浪川さん。「参加できるところがうれしいんですよ」と笑顔で話していた。

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