川島なお美さん葬儀:別所哲也、西川史子らが涙の別れ 「共演したかった」

川島なお美さんの葬儀で涙を浮かべて思い出を語る別所哲也さん
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川島なお美さんの葬儀で涙を浮かべて思い出を語る別所哲也さん

 胆管がんのため9月24日に死去した女優の川島なお美(本名・鎧塚なお美)さん(享年54)の葬儀が2日、東京・青山葬儀所で営まれ、参列した別所哲也さんや西川史子さんなど親交があった関係者らが川島さんへの思いを語った。報道陣の取材に応じる中で、別所さんは涙をこらえきれずに声を詰まらせる場面も。「最後まで立たれていた舞台には、僕の舞台仲間がいっぱい出ていた。(舞台を)降板されるときは、自分のこと以上に仲間のことを思いやっていた」と故人への思いを語り、「(自身は)共演がかなわなかったけど、共演したかったです」と無念そうに語った。

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 西川さんは「亡くなった実感は全然なくて……今、写真をみて、本当に亡くなったんだ、って」と心境を明かし、「人生、なお美さんみたいに精いっぱい生きているか、とかいろいろ考える指針をくれた。(亡くなっても)まだメッセージを残しているすごさを感じます」と語った。また、秋野暢子さんは「残念ですよね。勉強家だったし、一生懸命舞台を務めていたし、これからもいっぱい可能性あったはずなのに、とても残酷だなと思う」と悔しそうに語り、「可愛い人でした。気が強い、という印象はないです。明るくてちゃんとしていた」と故人の印象を語った。

 さらに、遺影に使われた写真を撮影したマンガ家のさかもと未明さんは、写真は川島さんが亡くなる3カ月前に絵の個展の参考資料用に川島さんにモデルをお願いして撮影したものと明かし、「友人として、女優さんの最後の花道の写真を撮らせていただいたことが光栄です」とコメントした。

 この日の葬儀には、友人で作家の林真理子さん、川島さんが女優として憧れ、家族ぐるみで親交があった女優の倍賞千恵子さんをはじめ関係者約900人が参列。林さんと倍賞さんが弔辞を読み、所属事務所の先輩で親交のあった片岡鶴太郎さんからの弔電も読み上げられた。また、敷地内には献花台も設けられ、駆けつけたファン約600人が川島さんとの最後の別れを惜しんだ。

 ◇主な参列者(順不同・敬称略)

 倍賞千恵子▽林真理子▽別所哲也▽秋野暢子▽秋元康▽デヴィ夫人▽三波豊和▽中島美嘉▽湯川れい子▽吉田照美▽彦摩呂▽ウド鈴木▽松本明子▽小倉久寛▽錦野旦▽西川史子▽黒岩祐治▽鳩山邦夫

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