女優の藤原紀香さんが29日、東京都内で開催中のアジア最大級の映画祭「第28回東京国際映画祭」（TIFF）のパノラマ部門出品作「イザベラ・ロッセリーニのグリーン・ポルノ」（ジョディ・シャピーロ監督）の上映イベントに登場し、その後、会見した。事前に主催者側から「番組以外の質問が出た際は会見が中止になることもある」との通達があったにもかかわらず、報道陣が結婚報道のあった歌舞伎俳優の片岡愛之助さんの話題を持ち出すと、藤原さんは笑顔を浮かべつつ「番組のことよろしくお願いします」と返し、「さようなら」と言い残して、会場をあとにした。

あなたにオススメ

「豊臣兄弟！」では池松壮亮が！　大河ドラマ“秀吉俳優”史を振り返る

　「イザベラ・ロッセリーニのグリーン・ポルノ」は、イタリアの女優イザベラ・ロッセリーニさんが、動物の生殖行為を演じた斬新な生態学ドキュメンタリー。ロッセリーニさん本人の証言や半生、「グリーン・ポルノ」制作のいきさつなど、その素顔にも迫っている。日本語吹き替え版で藤原さんは、ロッセリーニさんに加えて登場するすべての動物の声も担当。アフレコは「気づいたら11時間ぶっ通しだった」といい「終わったあとは抜け殻でした」と明かした。

　また藤原さんは、同作について「命の神秘に感動しました。動物の世界、生殖機能、生殖行為は驚くほど素晴らしくて多種多様で、いろいろな発見がありました」とにっこり。動物のパートでは「動物の気持ちになるしかなかった」といい、「命の神秘、感動の深さが伝わるような作品なので、私も頑張って宣伝したい」と語った。

　同作は、WOWOWのオリジナルドキュメンタリーで、米俳優ロバート・レッドフォードさんが設立したサンダンスプロダクションとの国際共同プロジェクト作品。WOWOWプライムで11月7日午後1時から放送される。