珍遊記:まさかの実写映画化 主演の松ケンがパンイチに

松山ケンイチさんが主演する「珍遊記」のビジュアル(C)漫☆画太郎/集英社・「珍遊記」製作委員会
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松山ケンイチさんが主演する「珍遊記」のビジュアル(C)漫☆画太郎/集英社・「珍遊記」製作委員会

 1990年代に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された漫☆画太郎さんのギャグマンガ「珍遊記 -太郎とゆかいな仲間たち-」が、俳優の松山ケンイチさん主演で実写映画化されることが11日、分かった。松山さんが、坊主頭にパンツ一丁の主人公・山田太郎に扮(ふん)したティザービジュアルも公開された。松山さんは「しばらくの間、僕を裸にしてくれる作品がなかったので受けさせていただきました。自分としてはよく脱げた方だと思います」とコメントを寄せている。映画は2016年2月27日に公開される。

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 「珍遊記」は、「西遊記」をモチーフに天竺(てんじく)を目指す玄奘(げんじょう)が、天下の不良少年・山田太郎を引き取り、旅をすることになる……というストーリー。不条理で下品なギャグや奇想天外な展開が荒々しいタッチで描かれ、「週刊少年ジャンプ」の異色のギャグマンガとして人気を集めた。コミックスの累計発行部数は約400万部。

 実写映画は「地獄甲子園」「魁!!クロマティ高校」などのマンガの実写化を手がけてきた山口雄大さんが監督を務め、お笑いトリオ「鬼ヶ島」のおおかわらさんとアニメ「銀魂」「おそ松さん」などに携わる放送作家の松原秀さんが脚本を担当。アニメ「秘密結社 鷹の爪」シリーズなどの「DLE」が制作する。

 山口監督は、松山さんの起用理由を「どうせやるなら、今までのものと違うアプローチをしたいと考えていて、それを脚本家2人と話している中から、原作のビジュアルイメージとは違うけれど、本質を捉えて演じることができる松山くんの名前が挙がりました」と説明。

 また、山口監督は映画について「冗談で“暗黒のピクサー”なんてことをスタッフに言ったりしながら(笑い)小中学生が楽しめるものということをテーマに作りました。小学生が学校でパンイチ登校とかしてくれて、PTAから『珍遊記』禁止とかになってくれれば、なおのことうれしいです」と話している。

 原作者の漫☆画太郎さんは「史上最低のクソ映画にしろって言ったのに、なんでこんなに面白くしたんだ バカヤローッ!! ○○の巨人の監督に撮り直させろーーッ!!!」とコメントを寄せている。

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