アクション俳優のケイン・コスギさんのハリウッド初単独主演映画「鉄拳 Kazuya’s Revenge」(カオス監督)が9日に公開される。映画は、人気格闘ゲーム「鉄拳」を基にしたバトルアクションで、2度目の実写化となる。今作ではゲームのメインキャラクターを主人公に新たな物語が展開。記憶を失った主人公が葛藤を抱えながらも戦いに身を投じていく姿を描く。特集上映「未体験ゾーンの映画たち2016」の作品の一つとして上映される。
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記憶喪失で自らの素性すら分からない三島一八(ケインさん)は、いつしか断片的な過去の記憶と、ある男の姿が脳裏に浮かぶようになる。やがて一八は、自分が地下犯罪組織に誘拐され、冷酷な暗殺者として育てられたことを思い出す。暗殺の標的となっていたブライアン・フューリーの手を借り、一八は自分の身元を探り始める……というストーリー。
昨年公開されたスコット・アドキンスさんとのダブル主演映画「ニンジャ・アベンジャーズ」でも鍛え上げた肉体で生身のファイトシーンを熱演していたケインさんだが、今作でもアクションは迫力満点で楽しませてくれる。スピードは抑えめだが、重量感を感じさせる打撃など、アクション俳優の面目躍如といえる圧巻の完成度だ。新たなストーリーが繰り広げられるだけに、「鉄拳」としての要素は薄めかもしれないが、アクション好きなら見逃せない一本といえる。ケインさんが演じる主人公の葛藤も織り込まれ、アクションだけでなくストーリーも見応えある内容に仕上がっている。9日からヒューマントラストシネマ渋谷(東京都渋谷区)ほかで公開。(遠藤政樹/フリーライター)
<プロフィル>
えんどう・まさき=アニメやマンガ、音楽にゲームなど、ジャンルを問わず活動するフリーの編集者・ライター。イラストレーターやフォトショップはもちろん、インタビュー、撮影もオーケーと、どこへでも行き、なんでもこなす、吉川晃司さんをこよなく愛する自称“業界の便利屋”。
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