文庫書き下ろしで出版され、現在までに60万部を突破した七月隆文さんの純愛小説「ぼくは明日、昨日のきみとデートする(ぼく明日)」が映画化されることになり、俳優の福士蒼汰さんが主人公を、ヒロイン役を女優の小松菜奈さんが演じることが13日、明らかになった。映画「僕等がいた 前後篇」(2012年)、「ホットロード」「アオハライド」(ともに14年)とこれまで多くの恋愛青春映画をヒットに導いた三木孝浩監督と脚本の吉田智子さんが再びタッグを組み、物語の舞台である京都の風光明媚(めいび)な景色の中で、20歳の男女のかけがえのない瞬間をみずみずしく映し出す。
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原作は、2014年8月に文庫書き下ろしで刊行され、ウェブサイトの「読書メーター」ランキング「恋愛小説のおすすめランキング」で現在まで1位をキープし続け、2015年12月時点で60万部を突破した恋愛小説。物語は、京都を舞台に、福士さんが演じる美大に通う20歳の学生・南山高寿(みなみやま・たかとし)が主人公となる。高寿は大学まで向かう電車の中で出会った小松さん演じる福寿愛美(ふくじゅ・えみ)に一目見た瞬間に恋に落ちる。勇気を振り絞って声をかけ、「また会える?」と約束を取り付けようとした高寿だったが、それを聞いた彼女は、なぜか、突然涙する。この涙の理由を知るよしもない高寿だったが、2人は意気投合し、すぐに交際をスタートさせる。2人の交際は誰もがうらやむほど順調だったが、高寿はある日、愛美から想像もできなかった大きな秘密を明かされる……という展開。
主人公を演じるのは、2011年のデビュー後、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」(13年)で一躍注目を浴び、ドラマ「きょうは会社休みます。」(14年)、映画「ストロボ・エッジ」(15年)など人気作に次々に出演している福士さん。福士さんは「最初は普通のラブストーリーとして読んでいましたが、途中からボロボロ泣いていました。家で読んで正解でした」と“ボロ泣き”したという。初共演の小松さんについては「この作品のヒロインにぴったりだと思いました。彼女の存在感が作品を引き立ててくれると信じています。初共演ですが、2人でいい空気感を出せたらいいなと思います」と意欲を語り、三木監督に対しては「愛のある監督だと思います。撮影が始まる前に、イメージの音楽をくださったり、お手紙を書いていただいたり、作品・キャストへの愛を感じました。僕もそれ以上の愛を高寿を通して返していけたらと思います」とコメントしている。
ヒロイン役の小松さんは「最初原作を読ませていただいた時は、ちょっと複雑なストーリーでもあって頭の中で整理しつつ、気づくと号泣してしまいました。2人の空気感だったり、何気ない会話・日常、何よりも2人の共有している時間を大切に一つ一つのシーンをいとおしく思いながら、監督・スタッフ・共演者の方々と日々楽しんで撮影できたらいいなと思います」と意気込みを語った。また福士さんについては「初共演なので力を合わせて頑張りたいと思います! また違う難しさのある役ですが皆さんの記憶に残る福寿愛美を演じたいです」と語っている。
三木監督は「ファンタジーという非日常を描くことで写し鏡にして見えてくる日常のささやかな幸せを、好きな人と同じ時を重ねる日々のいとおしさを大切に、大切に、描きたいと思います」と話している。映画は今年12月に公開予定。
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