女優の竹内結子さんが30日、東京都内で行われた主演映画「残穢(ざんえ)-住んではいけない部屋-」(中村義洋監督)の初日舞台あいさつに登場。大の怖がりでホラーが苦手という竹内さんは、ホラー映画の恐怖を克服できたかと聞かれ、「ちょうど18年前に、『リング』という作品でスクリーンデビューして。今回リベンジという形で出演かなったわけですが……」としつつ、「ホラー(への出演)に関しては引退宣言させていただきたいかなと思います」と苦笑い。オファーが来たら? と聞かれると「慎重に検討させていただきたい」と語った。
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また、節分を前に、退治したいものを聞かれた竹内さんは「もうちょっと寝ていたいとか、出かけるのめんどくさいとか、そういう自分のめんどくさい鬼を退治したい」とコメント。イベント終了直前には中村監督があいさつし、映画の怖さや“危なさ”を語りつつ「この映画を見るのも(大丈夫か)どうか、というような……。ある意味、刑事(デカ)よりあぶない映画なんですけど」と同日公開の「あぶない刑事(デカ)」シリーズの完結編「さらば あぶない刑事」を意識した発言も飛び出した。舞台あいさつには竹内さん、橋本愛さん、佐々木蔵之介さん、坂口健太郎さん、滝藤賢一さん、中村監督が出席し、竹内さんらは、舞台あいさつ前には升に入った豆袋を観客にまきながら登場し、会場を沸かせた。
映画は、第26回山本周五郎賞を受賞した小野不由美さんの小説「残穢」が原作。ミステリー小説家である「私」(竹内さん)のもとに、女子大生の久保さん(橋本さん)という読者から「今住んでいる部屋で、奇妙な音がする」という手紙が届くことから物語は始まる。好奇心に誘われて調査を開始した2人は、過去にマンションに住んでいた人たちが、自殺や心中、殺人など、数々の事件を引き起こしていたことを知る。さらに調べを進めていくと、驚がくの真実が明らかになり……というストーリー。
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