米国のアニメーション・スタジオ「ピクサー」のアートワークなどを展示する展覧会「スタジオ設立30周年記念 ピクサー展」が、5日に東京都現代美術館(東京都江東区)で開幕する。4日、報道陣向けの内覧会が行われ、人気作「トイ・ストーリー」「モンスターズ・インク」や、「第88回アカデミー賞」で長編アニメーション賞を受賞した「インサイド・ヘッド」、3月12日公開の最新作「アーロと少年」など、作品の製作過程で作り出されたアートワーク約500点が公開された。
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同展は、2005年から世界を巡回しており、日本では同スタジオの設立20周年記念以来の開催。今回、スタジオ設立30周年を記念し、新たな作品群を加えて再上陸した。
展示は2フロアで行われ、代表作の一つ「トイ・ストーリー」のフィギュアや、模型、人形が動いているように見える大型のインスタレーションなどを展示するコーナーや、「モンスターズ・インク」「ファインディング・ニモ」「インサイド・ヘッド」「アーロと少年」など作品ごとに手描きの線画やパステル画、デジタル画、彫刻などを展示するコーナーなどを設けた。また、アーティストのインタビュー映像、ショートフィルムなども上映される。音声ガイドを、3月12日公開の劇場版アニメ「アーロと少年」の日本語吹き替え版で声優を務める女優の安田成美さんが担当している。
この日は、来日した、「バグズ・ライフ」や「カーズ2」などで撮影監督を務めた同スタジオのアーティスト、シャロン・キャラハンさんらが、館内を案内。キャラハンさんは、展示会の出来栄えについて「非常に満足しています!」と喜び、「作品別のコーナーに注目してほしい」と見どころを話した。
「スタジオ設立30周年記念 ピクサー展」は5日~5月29日に開催。開館時間は午前10時~午後6時。入場料は大人・大学生が1500円(前売り1300円)、中高生が1000円(前売り900円)、小学生が500円(前売り400円)。7月27日~9月8日に、長崎県美術館(長崎市出島町)でも開催される。
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