KING OF PRISM:興収2.5億円突破 わずか14館スタートも口コミでじわじわ人気に

「KING OF PRISM by PrettyRhythm」の上映会に登場した寺島惇太さん(中央)
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「KING OF PRISM by PrettyRhythm」の上映会に登場した寺島惇太さん(中央)

 テレビアニメ「プリティーリズム・レインボーライブ」に登場した男子キャラクターのユニット「Over The Rainbow」が主人公の劇場版アニメ「KING OF PRISM by PrettyRhythm」(菱田正和監督)の興行収入が、1月9日の公開から約2カ月で2億5000万円を突破したことが9日、分かった。14館という小規模でのスタートだったが、延べ上演館数は54館まで拡大。SNSを中心に口コミが広がり、上映していない劇場に問い合わせが相次いだことで、上演館が増えたという。

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 また、一部劇場では、コスプレ姿での入場や上演中に声援を送ったり、サイリウムを振ったりしながら楽しめる「プリズムスタァ応援上映」が実施されていることも話題で、関係者は「リピーターが多いようです。劇場版をきっかけにファンになる方も多く、予想以上の人気」と驚いている。

 9日には新宿バルト9(東京都新宿区)で同作の上映会で開かれ、一条シン役の声優の寺島惇太さんは、興行収入が2億5000万円を突破したことを聞くと、「えっ!」と驚き、「ツイッターを開けば『キンプリはいいぞ!』という言葉を見ます」と反響を喜んだ。

 タツノコプロの依田健プロデューサーは「上映2週目の週末を終えて、通夜のような状態だった。感慨深いです」と明かし、菱田監督は「1、2週目は3000万円くらいだろうという感じだった。もう、ダメだ……となっていた。まさか(公開から約2カ月たった)今、上映されていると思っていなかった」と明かしていた。上映会には、エイベックス・ピクチャーズの西浩子プロデューサー、キャラクター原案の松浦麻衣さんも登壇した。

 「プリティーリズム・レインボーライブ」は、現在放送中の「プリパラ」の前身となったアニメで、2013年4月~14年3月に放送。アイススケートショーをモチーフとした“プリズムショー”というライブパフォーマンスがテーマ。「Over The Rainbow」は、神浜コウジ、速水ヒロ、仁科カヅキの3人によるユニットで、元々はサブキャラクターだったが、根強い人気を受けて、劇場版が製作された。

 劇場版は、コウジらが所属するエリートプリズムスターを養成する「エーデルローズ」が、対抗勢力「シュワルツローズ」の登場によって、苦境に立たされる中、“天性の輝き”を持つ一条シンが入学する……というストーリー。

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