タレントのマツコ・デラックスさんそっくりのアンドロイド「マツコロイド」が14日、優れたデジタルコンテンツを表彰する「デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー’15/第21回AMDアワード」の授賞式に登場した。「先端科学技術賞」を受賞したマツコロイドは「でかい私にビッグな賞。うれしいわ」とコメント。高市早苗総務相は「実はマツコさんの大ファン」と打ち明けて喜んでいた。
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高市総務相は「マツコさんの番組は予約して、拝見しています。マツコさんが行くという店を聞いて訪れたり……」と意外なファンぶりを告白。「本物(のマツコさん)にお目にかかれるとは思っていませんが……」と話しながら、マツコロイドとの出会いにほおが緩みっぱなしだった。
マツコロイドは、電通と電通テックのデジタル技術を駆使したノンヒューマン・タレント開発事業「デジタレ」の第1弾として開発された。アンドロイド研究で知られる大阪大の石黒浩教授が監修し、マツコさんの全身をかたどりして制作され、表情やしぐさ、クセなども再現できる。
「デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー」の年間コンテンツ賞「優秀賞」は、毎年の1月1日~12月31日に国内で発売・発表されたデジタルメディアで表現されたコンテンツやサービスを対象に優れた作品を選出する。
今回は、KDDIのCM「au 三太郎シリーズ」、市川猿之助さん主演の歌舞伎「スーパー歌舞伎2『ワンピース』」、人気ゲーム「Minecraft(マインクラフト)」、「Splatoon(スプラトゥーン)」、大阪市のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」の企画「Universal Cool Japan(ユニバーサル・クール・ジャパン)」、世界的なダンスミュージックの祭典の日本版「ULTRA JAPAN 2015(ウルトラ・ジャパン・2015)」、感情を持ったロボット「Pepper(ペッパー)」、テレビ各局の見逃し配信サービス「民放公式テレビポータル TVer(ティーバー)」の8作品が受賞した。