ばってん少女隊:福岡発アイドルグループが東京でデビューイベント 熊本地震の被災者へもメッセ―ジ

ららぽーと豊洲でイベントを行った「ばってん少女隊」
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ららぽーと豊洲でイベントを行った「ばってん少女隊」

 シングル「おっしょい!」で20日にメジャーデビューしたアイドルグループ「ばってん少女隊」が23日、ららぽーと豊洲(東京都江東区)で「メジャーデビューが決まってもバッテンばっか、それって伸び白ですねぇ!ツアー」を開催した。およそ1000人のファンの前で、デビュー曲「おっしょい!」の収録曲を中心に8曲を披露。夏のような日差しのなか、ファンとともに汗を流しながらパフォーマンスを繰り広げ、熊本地震の被災者に向けて「頑張ってほしい」とメンバーは思いを伝えていた。

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 「東京の皆さんお久しぶりです」という言葉で始まったライブは、ステージを駆け回る全力のダンスパフォーマンスと歌で、集まったファンを熱狂させた。まずデビュー曲「おっしょい!」を披露すると、ファンは大興奮で会場が一体となり、一気に熱気に包まれた。「いざゆけ若鷹軍団」では、応援バットを手にしたメンバーが、客席に降りていってバットを振りながらジャンプして盛り上げた。また、切なさが漂うナンバー「さよならDESTINY」では、肩を組んで揺れる振り付けがあったかと思えば、「知っとっちゃん」ではモンキーダンス風の振り付けもあり、曲によってはヘッドバンキングも飛び出し、約1000人のファンは全身で楽しみながら、全員が振り付けに参加し、声を上げて応援していた。

 MCコーナーでは、デビューシングル「おっしょい!」の特典映像について、撮影の時、実は希山愛さんが脇をつってしまったなどのエピソードを披露。話の流れから、希山さんと西垣有紗さんがトークで暴走し、それを最年少の星野蒼良さんがしかるという、ミニコントにまで発展。笑いを織り交ぜ、ユーモアたっぷりの演出で魅せた。ばってん少女隊の勢いと期待度の高さを感じさせるステージを展開した。

 ばってん少女隊は、「スターダストプロモーション100年に1組の逸材」として話題のグループで、福岡を拠点に活動。ライブ後の会見では、熊本地震についても触れた。希山さんは「私たちの曲で少しでも笑顔にできたら。私たちにできることは元気を届けることです」と話した。瀬田さくらさんは「自分たちもびっくりしたし、怖かったけれど、もっと怖かった人や大変な人がたくさんいる」と実感をこめて語った。上田理子さんは「この間、熊本と大分でイベントをさせていただいたばかりなので、思い入れもあった場所。また熊本に行けるように頑張ります!」と力強くコメントした。また、西垣さんは「学校で地震の仕組みについて勉強した直後だったので、本当にびっくりしました。私たちは、みんなを元気にすることが役割。悲しんでる方、傷ついている方を元気にしたいです」とメッセージを送った。

 春乃きいなさんは「個人的にも、熊本や阿蘇には何度か行っていて。渡ったことのある橋が落ちていることをニュースで知ったときは悲しかった。自分たちができることは、笑顔や元気を届けること。妥協せずできることを精いっぱいやりたいです」と人ごとではないといった様子で語った。最後に星野さんは「福岡も揺れて怖かったけど、熊本や大分とかの方は、もっと揺れてもっと怖い思いをしたと思う。自分たちの力はまだまだ小さいけど、みんなと一緒に力を集めて大きくして、一人でも多くの人に笑顔と元気をあげられたらと思います」と強い気持ちを表明した。

 (取材・文:榑林史章)

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