ドラゴンボールDAIMA
第11話 デンセツ
12月23日(月)放送分
人気マンガ「遊☆戯☆王」の劇場版アニメ「遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS」(桑原智監督)の初の「大喝采!上映」が13日、新宿バルト9(東京都新宿区)で実施された。本来、音を立てるのがご法度とされる映画館で、コスプレ姿での入場や上映中に声援を送ったり、サイリウムを振りながら参加できる上映会で、劇中でデュエル(カードバトル)シーンになると、サイリウムを振りながら「頑張れ!」とキャラクタ-を“応援”し、劇場が熱気に包まれた。
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新宿バルト9の「大喝采!上映」のチケットは10日に発売され、約450枚が即完売するほどの人気で、劇場は女性を中心としたファンで満員になった。上映前に、同作を手がけた実松照晃プロデューサーが「正直、どういう風になるのか分からない状態。突っ込んでいただいてもいいし、自由にやっていただければ」とあいさつ。上映が始まると、キャラクターが登場するたびに「城之内!」「海馬!」などと歓声が上がった。
また、主人公・遊戯が「行ってきます!」と祖父・双六に呼びかけるシーンでは、観客から「行ってらっしゃい!」という声が上がるなどキャラクターとの“会話”を楽しんだり、人気キャラクター・海馬が活躍すると「海馬!海馬!海馬!海馬!」と激しくコール。観客の突っ込みに、ほかの観客から笑いが起こるなど盛り上がっていた。
「大喝采!上映」はこの日、新宿バルト9のほか、梅田ブルク7(大阪市北区)、109シネマズ名古屋(名古屋市中村区)、T・ジョイ博多(福岡市博多区)、札幌シネマフロンティア(札幌市中央区)など9劇場で開催され、すべての会場でチケットが完売。計約2800人が参加した。
関係者は「大喝采!上映」について「今後の実施については未定だが、前向きに検討していきたい」と話している。同コンセプトの上映会では、劇場版アニメ「KING OF PRISM by PrettyRhythm(キンプリ)」(菱田正和監督)の“応援上映”もロングラン上映になるなど人気を集めている。「キンプリ」の応援上映の場合、何度も実施されることで、ファンが応援方法を“発明”することで“進化”していったことから、「遊☆戯☆王」の「大喝采!上映」も継続的に実施されれば“進化”していくかもしれない。
「遊☆戯☆王」は、1996~2004年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された高橋和希さんのマンガが原作で、千年パズルを解いて闇の人格を手に入れ、闇のゲームの番人となった少年・遊戯の活躍を描いている。劇場版アニメは、もう一つの別人格・闇遊戯との戦いを終えて日常を取り戻したかにみえた遊戯の前に、謎の少年・藍神が現れ、世界中で謎の失踪事件が次々と起こる……というストーリー。
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