水曜日のダウンタウン
電気イスゲームトーナメント 1回戦第2試合 ほか
11月20日(水)放送分
4人組バンド「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音さんとの不倫騒動で休業していたベッキーさんが謝罪を行った13日放送のバラエティー番組「中居正広の金曜日のスマイルたちへ(金スマ)」(TBS系)について、ジャーナリストの山路徹さんに分析してもらった。自身も“不倫騒動”で謝罪会見を経験し、テレビマンとして制作現場も知る山路さんは「番組を使って謝罪をするというのは画期的な形。それをやってもらえるベッキーの人柄とバリュー(価値)があったから」とし、「タイミングとして会見を開くには遅すぎたし、この形でしか復帰できなかったと思う」と番組を使った謝罪を評価。内容については「うそをついていた事実よりも、それを素直に認めたことが評価されたのではないか」と謝罪に及第点を付けた。さらに「天真爛漫で元気なイメージだけだったベッキーが、磨かれていい女になった」とも語った。
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ベッキーさんは今年1月、「週刊文春」(文藝春秋)で川谷さんとの不倫が報じられ、会見で「恋愛関係ではない」などと不倫を否定したが、その後会見直前に2人が交わしていたとされるLINEのやり取りが同誌で明らかにされ、10本以上あったレギュラー番組の出演を見合わせていた。
山路さんは今回の謝罪方法について、「番組を使って謝罪できるのは、それだけの人柄があるから」とし、「100人の記者を前に、針のむしろのような状態で謝罪するより、はるかに言いたいことを伝えられる。テレビ局サイドも視聴率が取れるから、Win-Winの関係ではあるけれど、普通はこんなことやってくれない。それだけベッキーに価値があって、復帰してほしいという人が多いということ」とした。聞き手としての中居正広さんについて、「やっぱり中居くんは、あれだけの番組をもっているスーパースターで、もちろん人柄も素晴らしい。今回もベッキーが復帰すると聞いたときに、一番言いにくいことは何か、どう聞いたらいいか、想定問答を繰り返したのではないか。普通の記者や芸能レポーターではできないところまで聞き出していた」と絶賛した。
囲炉裏端で中居さんがじっくり聞き出すというスタイルについて「暖色を意識した画づくりで非常に柔らかい印象を受けた。大勢で食事をした後、“宴の後”の状態で、囲炉裏端で思わず本音を語っているイメージをしっかりと伝える。番組宣伝でも『嘘をつかないでね』という文言を出すなど、非常に計算されていて、あの番組だからこそできた謝罪だと思う」とし、「今後の騒動の決着の付け方を変えるかもしれない。米国のリアリティーTVなどのように欧米的というか、エンターテインメントに昇華している。もちろん、ベッキーがきちんと真実を話すという素材としての力があったからできたのではないか。記者会見をそのまま見せるより、きちんと整理して伝えられるので、視聴者にとっても納得できるのではないか。スタッフの愛情とテレビマンとしての力を感じました」と分析する。
内容については、「川谷さん夫婦関係が、自分は破綻していた聞かされていて、関係は継続できると考えていたこと。その後、妻側の報道が出て、“男性”にだまされたとは言わなかったが、うそをつかれていたことを非常に整合性のある形で説明していた」とした。川谷さんの実家に訪れていた理由を、ベッキーさんが「行かなければ心が離れてしまうのではないかと思った」と説明したことについて「彼女の乙女心をすごく素直に表していた」と評価した。
さらに「謝罪というのは『なぜやるのか』ではなく、『なんのため』にやるかが大事」と語り、「今回の場合、世間の(ベッキーの)イメージにギャップを与えてしまったことについて、期待を裏切ったことへのおわびが第一だった。その後、元妻へも1対1で謝罪して、そのときにきちんと和解できたのではないか。むしろお互いに慰め合ったのではないかと想像します」と謝罪について持論を展開した。
一方、川谷さんがツイッターで「誰に謝るんだ」とつぶやいたことについて、「『誰のために謝るのか』が分かっていない。ベッキーというトップスターと付き合うという覚悟が全くできていなかった」とし、番組放送後にブログで謝罪したことには、「会見の時も、今回も、常にベッキーが矢面に立って、その後で出す感じ。最初に出て謝っておけば、ここまでこじれなかった」と指摘。「川谷氏はプライドもあり、ファンにだけ受け入れられればいいと思って、謝罪をしていないのかもしれないが、それだけではすまない。子供なのではないか」と厳しい評価を示した。
今後は「元のベッキーには戻れないから、今回の騒動を命の糧になったということで、仕事の幅を広げていただければと思う」とし、最後に「僕が言うのはなんですが、騒動を起こさないのが一番です」と“オチ”をつけていた。
2024年11月22日 02:00時点
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