元SKE48で女優の松井玲奈さんが23日、天王洲銀河劇場(東京都品川区)で主演舞台「新・幕末純情伝」のゲネプロ後に会見を行った。主人公・沖田総司役の松井さんは、舞台上で迫力ある殺陣や坂本龍馬役のお笑いコンビ「NON STYLE」の石田明さんとのキスシーンにも挑戦し、「坂本龍馬のことを愛するという気持ちでやっていた。(照れは?)ない。見ている方にもきっとすてきなシーンに映るんじゃないかな」と語った。
あなたにオススメ
“あの頃”のジャンプ:実写ドラマ化も話題「ウイングマン」 1983年を振り返る
「幕末純情伝」は、幕末の京都を舞台に、新選組の沖田総司が実は女だったという設定で描かれる故・つかこうへいさんの代表作の一つ。1989年8月に初演され、「幕末純情伝」「新・幕末純情伝」として、繰り返し上演され、沖田総司役はこれまで、藤谷美和子さん、広末涼子さん、石原さとみさん、鈴木杏さん、桐谷美玲さんらが演じ、松井さんは9代目となる。
演出の岡村俊一さんは「『松井がここまでやるとは』と皆さんも感じたと思う。僕自身、もう松井玲奈以外でやりたくない。松井玲奈の新・幕末純情伝は傑作」と松井さんの演技を絶賛。太鼓判を押された松井さんは「恐縮です。とてもうれしい」と照れ笑いしつつ、「今までいろいろな方がやってきた作品ですし、つかさんの作品に参加させていただくことは大きいこと。私自身も人生をかけてステージに立ちたいと思っているので、そう言ってもらえるのはうれしい」と喜んだ。
会見には石田さん、細貝圭さん、早乙女友貴さん、味方良介さん、荒井敦史さんも出席。4月に右腕を骨折した石田さんは「皆さん、骨折したことを覚えていました? 動いていたでしょ?」と笑わせつつ、「皆さんにご心配をお掛けしましたけど、何とか初日を迎えることができたので、迷惑を掛けないよう頑張りたい」と意気込んでいた。舞台は同日から7月3日まで天王洲銀河劇場で、7月6~17日に紀伊國屋ホール(東京都新宿区)、同月22~24日には梅田芸術劇場(大阪市北区)のメインホールで上演される。