注目映画紹介:「TOO YOUNG TO DIE!」 ロックファン必見の地獄コメディー 赤鬼・長瀬&神木が凸凹コンビに

映画「TOO YOUN TO DIE! 若くして死ぬ」のビジュアル(C)2016 Asmik Ace,Inc./TOHO CO., LTD./J Storm Inc./PARCO CO.,LTD./AMUSE INC./Otonakeikaku Inc./KDDI CORPORATION/GYAO Corporation
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映画「TOO YOUN TO DIE! 若くして死ぬ」のビジュアル(C)2016 Asmik Ace,Inc./TOHO CO., LTD./J Storm Inc./PARCO CO.,LTD./AMUSE INC./Otonakeikaku Inc./KDDI CORPORATION/GYAO Corporation

 人気グループ「TOKIO」の長瀬智也さんの主演映画「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」が25日に公開される。NHKの連続テレビ小説「あまちゃん」の脚本で、人気を不動のものにした宮藤官九郎さんが監督・脚本を手がけた最新作で、地獄に落ちた17歳のチャラい男子高校生がロックの力で“生還”を目指す……というロックファン必見のコメディー作。長瀬さんが演じるカッコよすぎる地獄の赤鬼「キラーK」と神木隆之介さんが演じるチャラい高校生・大助の凸凹コンビにも注目だ。

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 修学旅行中に事故で命を落とした高校生・大助。目覚めると、そこは地獄で、地獄農業高校の軽音部顧問でロックバンド「地獄図(ヘルズ)」を率いる赤鬼「キラーK」と出会う。大助は、えんま大王の裁きで現世に転生するチャンスがあることを知り、憧れのクラスメートに告白したい一心でキラーKの特訓を受けて“生還”を目指し奮闘する……というストーリー。

 長瀬さんが奇抜衣装&特殊メークで挑んだハイテンションでロックなキラーKと、神木さんがチャラく間抜けな残念キャラという新境地を見せた大助のどこかかみ合わないやりとりに、地獄の恐ろしさは感じない。そこに「地獄図」のメンバーで桐谷健太さんが演じる緑鬼のCOZYと、清野菜名さんが演じる鬼の邪子が加わり、物語はいい意味のバカバカしさでつづられていく。

 キラーKの“元カノ”役を尾野真千子さん、えんま大王を古田新太さんが演じ、「大人計画」に所属する皆川猿時さんが“超絶速弾きギターテク”を持つじゅんこ役で強烈なインパクトを残している。また地獄続きの物語の中、清涼剤のように登場する大助のあこがれのクラスメート・ひろ美を森川葵さんが演じ、20年後のひろ美を宮沢りえさんが演じているという豪華な顔ぶれだ。

 宮藤監督が作詞し、元「THE MAD CAPSULE MARKETS」のボーカルのKYONOさんが作曲した主題歌「TOO YOUNG TO DIE!」の演奏シーンで楽しませてくれるほか、クライマックスには「ジゴロック」と呼ばれるロックバトルも開催される。またドラマーのシシド・カフカさん、ベーシストの清さんをはじめ、Charさん、木村充揮さん、マーティ・フリードマンさん、ROLLYさんらミュージシャンが多数出演し、そのプレーや歌唱シーンをスクリーンで見ることができ、地獄の楽器店には著名なギタリストの“あるもの”が売られているなど、ロックファンだからこそ楽しめるポイントが満載。「こんな地獄なら、ちょっと行ってみたい……」という気持ちにさせられる。舞台化も期待したい作品だ。25日からTOHOシネマズ六本木ヒルズ(東京都港区)ほかで公開。(服部美央/MANTAN)

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