富士急ハイランド(山梨県富士吉田市)に16日、新絶叫アトラクション「テンテコマイ」が登場する。2011年に導入された「高飛車」以来、約5年ぶりとなる絶叫アトラクションで、地上約32メートルの高さで大空を旋回しながら、翼を操縦しライドを横回転させてスリルを楽しむことができる。一般オープンに先立って15日、プレス向けの体験会が開かれ、同アトラクションがお披露目された。
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高さ約39メートルのタワーに付随するアームの先端に取り付けられたライドに乗り、タワーに沿って最高到達地点の地上約32メートルまで水平旋回しながら上昇。各ライドの左右には可動式の翼が取り付けられており、翼を自分で上下方向に傾けることでライドが振り子のようにスイングし、振り幅が大きくなるとライドが横回転する。翼の操作をうまく行うことでライドを“きりもみ回転”させることも可能でアクロバティックなスリルが体験できる。その一方、翼の操作が不十分だとライドは横回転せず、度胸と操縦センスが必要なアトラクションになっている。
所要時間は約3分で定員は24人。身長が130センチ以上、60歳未満の人が乗車可能。利用料金は800円(税込み、フリーパス利用可)。同アトラクションの総工費は約7億5000万円という。
富士急行の堀内光一郎社長は同アトラクションについて、「私は合計3回乗ったが(ライドは横に)回らなかった。なかなか1回では満喫できないのではないかと思う。1回目は景色などを楽しんでいただき、2回目以降にコツをつかんでどんどん回してもらえれば。さまざまな楽しみ方ができる奥の深いアトラクションだと思う」とアピールした。
この日はそのほか、16日オープンの人気ソフトプレッツェル専門店「アンティ・アンズ」の「富士急ハイランド店」や、アロマスプレー作りやドライフラワーアレンジなどの手作り体験ができる「リサとガスパールのアトリエ」などもお披露目された。アンティ・アンズがアミューズメント施設内に出店するのは初めて。山梨県内の出店も初という。