薬屋のひとりごと
第1話 猫猫
3月2日(月)放送分
スウェーデン人が日本で感じたカルチャーギャップをユニークな視点で描いたエッセーマンガ「北欧女子オーサ」シリーズが人気だ。描いているのは2015年に日本デビューを果たし、メディアで注目を集めているマンガ家、オーサ・イェークストロムさん(32)。日本のアニメやマンガが大好きというオーサさんに自身のこと、マンガについて聞いた。
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オーサさんは13歳のときにアニメ「美少女戦士セーラームーン」とマンガ「犬夜叉」と出合い、マンガ家になることを決意。スウェーデン語版はないので、その時は英語で読んだというが、今ではマンガの擬態語が直接理解できる日本語で直接読むのが一番面白いと話す。
最初に日本語で読んだマンガは、北乃きいさん主演でドラマ化もされ、壮絶ないじめと戦う少女の姿を描いた「ライフ」。オーサさんは「暗いストーリーが大好きなんです。深刻なテーマを堂々と描くのは、日本のマンガの魅力だと思います」と話す。ただ「らんま1/2」を最初に見た時は「裸のシーンが(堂々と)描かれていたことにびっくりしました」とカルチャーギャップがあったことも明かす。
19歳のときにスウェーデン第3の都市マルメにあるマンガの専門学校に通い、マンガやイラストを描くようになった。03年に半年間アルバイトをしてためたお金で初来日。オーサさんが一番感動したのは、アニメ「少女革命ウテナ」で描かれていた菓子「ポッキー」を実際に店で見たとき。アニメで描かれた商品が実在するのは新鮮だったという。
スウェーデンでは、マンガ家・イラストレーターとして活動し、世界的な大手家具量販店「IKEA(イケア)」の商品に使われる布地のイラストを担当したこともあるほど仕事は順調だったが、「日本が恋しくなって、30歳になる前に再チャレンジしました」と11年に日本に移住した。
日本語学校の宿題としてラフタッチで15分で描いたマンガをネットにアップしたのをきっかけに4コマブログ「北欧女子が見つけた日本の不思議」をはじめ、アメブロ総合ランキングで数度1位を記録するほどの人気に。そして、オリジナル作品限定の同人誌即売会「コミティア」の出張編集部に作品を持ち込んだことをきっかけに、15年にエッセーマンガ「北欧女子オーサが見つけた日本の不思議」で日本でマンガ家デビューを果たした。
デビューするとユニークなテーマ、個性的な経歴もあって、メディアの取材が殺到。「最近は好きなマンガを読む時間もないんです……」と悩むほどだ。ブログもコメントの書き込みが増えたが、「返事をしようと思ったけど、日本語を読むのも書くのも大変なので。今はだいぶ読めるようになりましたが……」と笑う。
シリーズ最新作「北欧女子オーサのニッポン再発見ローカル旅」では、沖縄や京都、広島などを旅し、自身が体験した日本の習慣や文化などの驚きをつづっている。「多くの日本人は、自分の地元に誇りを感じてますね。初めて人に会うと出身地を尋ねますが、スウェーデンではない習慣です」と話す。日本人では気付かない独自の視点が人気の秘密だ。
「日本の読者に外国人が描いたマンガをもっと読んでほしい」というオーサさんは、年1~2回、帰国しながら今でも日本に住み続けている。マンガ雑誌での連載も好機があれば挑戦したいと意欲的だ。
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