羽海野(うみの)チカさんの人気マンガを俳優の神木隆之介さん主演で実写化する映画「3月のライオン」(大友啓史監督)の主題歌が、弱冠18歳の新鋭ボーカリスト・ぼくのりりっくのぼうよみさんの書き下ろし曲「Be Noble」に決まったことが13日、明らかになった。「Be Noble」は映画前編の主題歌で、後編主題歌には、昨年4月期に放送されたフジテレビ系“月9”ドラマ「ラヴソング」でヒロインを演じたミュージシャンの藤原さくらさんが歌う「スピッツ」のカバー「春の歌」が起用される。
ウナギノボリ
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ぼくのりりっくのぼうよみさんは、動画共有サイトへの投稿や10代向け音楽オーディションを経て、2015年にメジャーデビューを飾った男性ボーカリストで、「エンドロールに流れるこの曲とともに、見終わった皆さんの中で、本編の余韻がより深く響いていくことを願っています」とコメント。また藤原さんがカバーしたスピッツの「春の歌」は、原作者の羽海野さんがマンガ構想時に作品をイメージしながら聴いていたという楽曲で、藤原さんも「本作の原点にもなったというスピッツさんの『春の歌』に作品から受け取った愛を込められて心から幸せに思います」と喜んでいる。
同日、主題歌版予告とポスタービジュアルも公開。主題歌版予告は、前編主題歌「Be Noble」の旋律とともに始まる1分半の映像で、家族を交通事故で失い、生きていくためには将棋しかなかったという主人公・桐山零(神木さん)の“過去”が子供時代の回想とともに描かれるほか、川本家の3姉妹をはじめとする大切な人たちとの出会いを経て、零が一人の人間として強くなっていく姿を、藤原さんが歌う「春の歌」に乗せ、映し出している。
「3月のライオン」は、2007年7月から「ヤングアニマル」(白泉社)で連載中の羽海野さんの人気将棋マンガ。中学生でプロデビューした17歳の棋士・桐山零と、川本家の3姉妹の触れ合いを描き、11年に「第4回マンガ大賞2011」と「第35回講談社漫画賞」、14年には「第18回手塚治虫文化賞マンガ大賞」を受賞。テレビアニメがNHK総合で放送されている。
実写映画は前後編の2部作で、「るろうに剣心」シリーズの大友監督がメガホンをとり、前編が3月18日、後編が4月22日に公開される。
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