女優の米倉涼子さんが、7月から米NYブロードウェーのアンバサダー劇場で上演されるミュージカル「CHICAGO」に主演することが20日、明らかになった。2012年7月に「シカゴ」のロキシー役でブロードウェーデビューを飾って以来5年ぶりの再演で、米倉さんは「私の女優人生においてとても大切な作品で、この作品と出合えたことは運命だと思っています。5年というブランクに不安もありますが、それ以上にロキシーをもう一度演じることのできる喜びで胸がいっぱいです!」と喜びを語っている。
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「CHICAGO」は1975年にアメリカで初演された1920年代のジャズ全盛期のシカゴを舞台としたミュージカル。米倉さんは日本語版で2008年と10年に主人公ロキシーを演じ、12年には本家ブロードウェーでも同ミュージカルでアジア人初の主役デビューを飾り、日本人女優としては54年ぶりにブロードウェーでの主演という快挙を達成した。
昨年11月に「シカゴ」はロングラン20周年を迎え、プロデューサーからの正式な出演オファーを受けた米倉さんが快諾したことで今回のカムバック公演が決定。米倉さんは「20周年という節目の年に、CHICAGOに再挑戦できること、とても光栄です。年を重ねたことで、また違った世界観を表現できるのではないかと今から楽しみです。たくさんの方々に楽しんでいただきたいので、自分にも悔いのないよう全力で挑みます!」と意気込んでいる。
「シカゴ」エグゼクティブ・プロデューサーのバリー・ワイズラーさんは「愛と努力、そして類いまれなる才能を注いでくれている涼子が、ブロードウェーに戻ってくれることは、この上ない喜びです。12年のブロードウェー・デビューから5年がたち、女優、そして女性として経験を積んだ涼子を客席から観ることが今から楽しみです」と期待。「気が早いですが、『涼子、お帰りなさい』」とメッセージを送っている。
米倉さんは7月のブロードウェー公演後、8月には東急シアターオーブ(東京都渋谷区)で上演される20周年記念ジャパン・ツアー公演に出演する。