ドラえもん:アニメが7月から“パワーアップ” 八鍬新監督「見たことのない『ドラえもん』に」

リニューアルされる「ドラえもん」のビジュアル(C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK
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リニューアルされる「ドラえもん」のビジュアル(C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK

 人気アニメ「ドラえもん」(テレビ朝日系)が、7月にリニューアルされることが23日、明らかになった。7月28日放送の「あの名作が帰ってくる!ドラえもん夏の1時間スペシャル」からリニューアルされ、「映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生」(2016年公開)、「映画ドラえもん 新・のび太の大魔境 ~ペコと5人の探検隊~」(14年公開)などを手がけた八鍬新之介さんが監督に就任し、「映画ドラえもん のび太の宇宙英雄記」(15年公開)などの大杉宜弘さんがチーフディレクターとして参加。背景が水彩調からポスターカラー調になる。八鍬監督は「新しいものを作ります。見たことのない『ドラえもん』になっているはずなので、ぜひご覧ください!」と話している。

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 八鍬監督は背景のリニューアルについて「背景に力を入れています。ポスターカラー調にし、ディテールも調整がきくような振れ幅のある背景にしています。ドラマでいうライティングのように、光の演出ができるようにし、感情の機微や心象風景がより丁寧に描けるようになります。全体的に今までよりも難しいことをやろう、一つ上の作画をやりたいと思いながら作っています」と説明。

 大杉チーフディレクターは「キャラクターの自然なポーズを心がけると共に、笑いに振り切った話ではメリハリをつけた動きを目指すなど、制作にかかわるすべてのスタッフが楽しんで作れるような作品を目指しています。一言でいうと、これまでより原画をたくさん書きます! そのため、登場人物たちの動きにメリハリが出ることが考えられます。のび太の部屋なども、より自然な演出ができるよう、演出の幅が広げられるよう、設定に少し手を加えています。テレビシリーズとしてのクオリティーがアップしていくように、丁寧に作っています」と話している。

 「ドラえもん」は、故・藤子・F・不二雄さんのマンガが原作の人気アニメで、テレビ朝日系で1979年4月から放送中。リニューアル後、「ぞうとおじさん」「ぼくミニドラえもん」「天井うらの宇宙戦争」「ロビンソンクルーソーセット」「森は生きている」「おかし牧場」などの原作の人気エピソードが続々と放送される。テレビ朝日系で毎週金曜午後7時に放送。 

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