劇団四季の名古屋四季劇場(名古屋市中村区)で上演中のディズニーミュージカル「リトルマーメイド」に、ヒロインの人魚アリエル役の1人として出演している同劇団の女優、松元恵美さんが20日、名古屋駅前の広場「JRタワーズガーデン」などで打ち水を行った。浴衣姿で学生らと一緒に水をまき、「打ち水は初めてで楽しかったです。本当に涼しくなったと思います」と笑顔を見せた。
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またこの日は、打ち水の前に、氷で人魚の彫刻を彫るパフォーマンスが行われ、完成した氷の人魚像を見た松元さんは「おうちに1台ほしいですね。うろこの部分までキレイです」とにっこり。しかしみるみるうちに暑さで溶けていく様子を見て「ちっちゃくなっていっちゃう……」と残念そうな表情も見せていた。
この日の名古屋の最高気温は33度で、主催者によると打ち水をする前の同所の表面温度は37.5度。打ち水直後の同所の表面温度は29.5度になった。
名古屋駅前での打ち水は「名古屋駅地区打ち水大作戦」と題され、今年で9回目を迎えた恒例の催し。今回は、名駅エリアのにぎわいの創出と、魅力の向上を目的としたキャンペーン「メイエキの涼 2017」の一環で行われた。打ち水には、名古屋市上下水道局から提供を受けた高度処理水を使用している。70の企業と団体から500人近くが参加した。
ミュージカルの「リトルマーメイド」は、人魚姫が人間の王子に恋をする……というアンデルセン物語の「人魚姫」を基にしたディズニーの長編アニメーションを再現し、2008年にブロードウェーで初演された。日本公演は、劇団四季とディズニーとの提携4作目で、13年に東京で開幕して以来、大ヒットを続けている。名古屋四季劇場では、18年2月28日まで公演が決定している。